アイドルグループ・Snow Manの宮舘涼太が5日、東京・新橋演舞場で行われた「初春歌舞伎公演 市川團十郎襲名記念プログラム『SANEMORI』」公開舞台稽古に、市川團十郎らとともに参加した。

  • 「初春歌舞伎公演 市川團十郎襲名記念プログラム『SANEMORI』」公開舞台稽古に参加したSnow Manの宮舘涼太

『SANEMORI』は、團十郎が“伝統の継承”と“新時代の歌舞伎の創造”を融合させた舞台を目指し、2013年から行っている自主公演「ABKAI」の5回目(2019年)に上演。源平争乱の折、斎藤実盛が平家に仕える身でありながら、恩義のある源氏に忠義を尽くそうとする生き様や、混乱の世を強く生きる人々の姿を現代の感覚を取り入れた再演出にて描いたこの演目を、今回はさらに練り直して上演される。

團十郎が演じるのは、斎藤実盛。初演時にも出演した宮舘は今回二役に挑戦し、源義仲と木曽先生義賢を演じる。

公開舞台稽古で宮舘は二役を熱演。義仲と平家方との戦いや、義賢と平家方との戦いのシーンなどで激しい立ち回りを披露。戸板倒しや、梯子(はしご)を用いた立ち回りなど大技にも挑戦し、義賢の最期でも迫真の演技を見せた。

宮舘は「この度は『SANEMORI』に参加させていただける事を大変うれしく思います。お話をいただいてから初日を迎えるにあたり、たくさんの方々から愛のあふれるご指導をいただきました。Snow Manとして毎年新橋演舞場に立たせていただいておりますが、今回は宮舘涼太として舞台に立ち、皆様に生き様、幸せ、歌舞伎の魅力、表現できる喜びを感じながら演じていきたいと思います」と意気込んでいる。

「初春歌舞伎公演 市川團十郎襲名記念プログラム『SANEMORI』」は1月6日~27日に新橋演舞場にて上演される。