太平洋沿岸や霞ケ浦など、風光明媚な場所の多い茨城県。全国有数のサイクリングロードをはじめ、ユニークなコースが揃っています。

都心からのアクセスも良く、週末の小旅行にもぴったり。マイナビニュース読者に聞いた、茨城県でおすすめの3つのサイクリングコースをご紹介します。

【1】大洗・ひたち海浜シーサイドルート

美しく変化に富んだ海岸線をのんびり走りたい人におすすめなのが、「大洗・ひたち海浜シーサイドルート」。小美玉市(おみたまし)にある茨城空港をスタートし、茨城町、水戸市、ひたちなか市、大洗町、東海村を経て日立市に向かう約95kmのサイクリングコースです。

  • 大洗磯前神社の「神磯の鳥居」、猪鼻湖神社※画像はイメージです

途中、ひたちなか市で太平洋沿岸を走るコースと水戸市の内陸部を走るコースに分かれ、茨城町でふたたび合流した後、ゴールを迎えます。

歴史好きなら、国内最大規模の土造りの城として知られる、水戸城跡に立ち寄ってみては。2020年には、ありし日の水戸御三家の栄華を伝える大手門が復元されました。「日本三名園」のひとつ、偕楽園に足を延ばしてみるのもいいですね。

太平洋沿岸を走り続けた人には、海岸線ならではの絶景のごほうびが待っています。己貴命(おおなむちのみこと)と少彦名命(すくなひこなのみこと)が降り立ったという伝説の地にたたずむ大洗磯前神社の「神磯の鳥居」は、海の神秘とエネルギーを感じるパワースポット。

ほかにも「那珂湊おさかな市場」「アクアワールド茨城県大洗水族館」など、水と海に親しめる立ち寄りスポットが盛りだくさんです。

■おすすめ読者コメント
・太平洋沿岸をずっと走れるので気持ちが良い(30代女性/東京都/その他)

参考サイト:大洗・ひたち海浜シーサイドルート

【2】つくば霞ヶ浦りんりんロード

茨城県のサイクリングコースの中でも、人気・知名度ともにトップクラスを誇るのが「つくば霞ヶ浦りんりんロード」。2019年には「ナショナルサイクルルート」にも選ばれた、全国でも有数の本格サイクリングルートです。

  • つくば霞ヶ浦りんりんロード ※画像はイメージです

「完全走破コース」は土浦駅直結の「りんりんスクエア土浦」からJR岩瀬駅まで、「霞ヶ浦りんりんロード」全180kmを一発書きするコース。茨城県を代表するネイチャースポット、霞ヶ浦と筑波山の両方を堪能できます。

全長180kmのロングコースとはいえ、関東平野なので穏やかな平地が中心。さらにコースの一部は旧筑波鉄道の廃線を利用した自転車歩行者専用道路なので、安全で走りやすいのも魅力です。

日本で2番目に大きな湖で、茨城県の面積の約35%を占める霞ヶ浦は、湖岸道路がサイクリングロードになっており、湖面を眺めながら開放的なサイクリングが楽しめます。

約40kmの「旧筑波鉄道コース」、約90kmの「霞ヶ浦1周ショートコース」など、さまざまなコースがあるので、体力や時間に合わせて選んでみるのもいいでしょう。

■おすすめ読者コメント
・鉄道跡なので直線の部分が多い。また筑波山を眺められる景色も良い(40代男性/東京都/医療・福祉・介護サービス)
・道が整備されていてまわりやすい(50代女性/東京都/銀行)

参考サイト:つくば霞ヶ浦りんりんロード

【3】研究学園都市サイエンスツアー

宇宙開発で知られる研究学園都市・つくば市の中心部を走るコースが「研究学園都市サイエンスツアー」。つくば駅レンタサイクルを出発し、美しく整備された並木道や研究所エリアを経て、再びスタート地点に戻ってくる約10.4kmのルートです。

  • JAXA宇宙航空研究開発機構(筑波宇宙センター) ※画像はイメージです

コースのほとんどを歩行者自転車専用道路が占めているので、安全で快適。距離も比較的短いので、ミュージアムをめぐりながらのファミリーでのサイクリングにもぴったりです。

ルート上にある「JAXA宇宙航空研究開発機構(筑波宇宙センター)」では、人工衛星の試験モデルや本物のロケットエンジンが見られるほか、日本最大の宇宙航空開発施設の一部をガイド付きで見学できるツアー(有料・要予約)も。

産業技術のショールーム「産業技術総合研究所 サイエンススクエアつくば」では、脳波を使って意思伝達を手助けする「ニューロコミュニケーター」など、未来の暮らしに役立つ技術にふれることができますよ。

■おすすめ読者コメント
・駅前にレンタサイクルもあるので、観光しながら楽しめるコース(30代男性/茨城県/その他メーカー)

参考サイト:自転車のまちつくば サイクリングガイド 研究学園都市サイエンスツアー


海岸沿いや湖、市街地など、変化に富んだサイクリングコースがある茨城県。人気のコースではレンタサイクルも充実していて、気軽にサイクリングが楽しめるのが嬉しいですね。

ぜひ週末サイクリングで、心身ともにリフレッシュしてはいかがでしょうか。