すき家がまたやった。やってくれた。「コレだよ、コレ!」なメニューを、しれっと放り込んできた!

「ねぎ玉牛丼」や「とろ〜り3種のチーズ牛丼」など、ロングセラーの人気メニューを数々抱えるすき家だが、ちょいちょいマイク・タイソンばりにパンチ力のある変わり種を放り込んでくるのはご存知のとおり。「お好み牛玉丼キムチーズMIX」「やきそば牛丼オムカレーMIX」などはその最たる例だ。

今回すき家が新たに販売を始めたのが「炭火焼きほろほろチキン牛丼」である。「お好み牛玉丼キムチーズMIX」「やきそば牛丼オムカレーMIX」などと比べれば情報量は多くないが、シンプルと肉と肉を組み合わせたメニュー、タンパク質の量ならすき家史上最強レベルのような気がする。ということで、さっそくその新メニューの魅力をご紹介しよう。

新メニュー「白髪ねぎ牛丼」も気になるけど…

すき家が12月21日から新メニューの「白髪ねぎ牛丼」の販売を開始した。「シャキシャキねぎ 」「ピリ辛旨塩だれ」という文字を見ただけでも絶対にウマいことが確信できる。

白髪ねぎ牛丼の発売開始の告知を目にしたとき、「ほう、これはすき家党としては行かねばなるまい」と思ったのは言うまでもないが、実際に店舗に行ってみると、どうにも見慣れぬ顔があるではないか。ん? こいつも新メンバーか……? なんなんだ、この「炭火焼きほろほろチキン牛丼」(並盛720円、ごはん大盛り750円)ってやつは。すき家の「炭火焼きほろほろチキンカレー」の上に乗っているチキンと牛丼が合体しているではないか。

店員さんに尋ねてみると、やはりこれも新メニューだという。しかも、白髪ねぎ牛丼と同じく12月21日から発売になったばかりだということだ。……ちょ待てよ。白髪ねぎ牛丼の加入は聞いていたけど、炭火焼きほろほろチキン牛丼の発売に関する告知は目にしてないぞ? どういうことなんだ? なんかしれっとすごいのが発売してるやんけ……。

ということで、さっそく注文。実際に出てきたのがコチラ……!

肉ーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!

肉、肉ーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!

なんだこの茶色い物体は。真っ白なライスを鶏肉と牛肉が完全に覆い隠している。すげぇ、すげぇよコレ。肉、めちゃくちゃデカイぞ。ドリームが詰まってるぞコレ!

さっそく一口いただいてみよう。まずはそうだな……。うん、やっぱりチキンからだろう。よいしょ。

うわっ。スプーンがすごく小さく見えるけど、チキンがデカイだけだからね。そしてめちゃくちゃ柔らかい。スプーンで押しているだけなのに、綺麗に肉をはがせる。

ってゆーか、炭火焼きほろほろチキンカレーはすごく好きだけど、このチキン単体は食べたことがないかも。つまり、カレーがかかっていない状態のチキンを味わったことがないのだが、このままでも味は薄くないのだろうか? パクッ……。

……超ウマいぞ? えっ、うそっ、超ウマいじゃん! しっかり味も染み込んでるじゃん!

肉質はホロホロでめちゃくちゃ柔らかくてジューシー。そしてカレーの味わいが肉の奥深くまでしっかりと染み込んでいる。炭火の香ばしさもたまらん。辛さこそないものの、いろんなスパイスの風味がたっぷりと感じられて相当ウマい。これ単体でもこんなに美味しかったのね……。ご飯にもよく合う!

一応、牛丼も単体で食べてみよう。パクッ。

ハイハイハイハイ、これこれこれこれ。この塩っぱさと甘さ、出汁の風味。このホッとする優しい味は目隠ししていてもすき家の牛丼だとわかります。やっぱり美味しいなぁ。

じゃあ、今度はほろほろチキンと牛丼をダブルでいってみよう。いただきます!

おお……おおぉ〜、この満足感! たまらん! 牛肉とチキンの食感の違いが楽しいし、味も全然喧嘩してない。いや、むしろ和な味付けの牛肉と、スパイシーで異国感のあるチキンの味わいが絶妙なマリアージュを奏でているというか、うまく合致している。食べ応えはスゴいが、牛肉もチキンも優しい味付けになっているので、意外にもまったく重さのようなものは感じない。何口食べてもずっと美味しい〜!

付け合せはレッドオニオンの酢漬けである。甘酸っぱさとシャキシャキ食感が絶妙で、口直しとしてもピッタリ。紅生姜も大好きだけど、オニオンもすごくいい。

夢中に食べているうちにあっという間に完食! お腹はパンパンに膨らんでいるのに、不思議なほどすっきりした食後感である。あ〜、美味しかった。

ほとんど告知された形跡のない新メニュー「炭火焼きほろほろチキン牛丼」。この他にも「シチューソース炭火チキン牛丼」や「ファイヤー炭火チキン牛丼」もラインナップしているので、ガッツリ肉を喰らいたいときはぜひご賞味あれ!