関西ジャニーズJr.のAぇ! group(正門良規、末澤誠也、草間リチャード敬太、小島健、福本大晴、佐野晶哉)が出演する、舞台『ガチでネバーエンディングなストーリぃ!』の公開ゲネプロが19日に東京・東京グローブ座で行われた。

  • 左から小島健、福本大晴、正門良規、末澤誠也、草間リチャード敬太、佐野晶哉

    左から小島健、福本大晴、正門良規、末澤誠也、草間リチャード敬太、佐野晶哉

同作は、同グループ初の冠レギュラー番組として2020年11月よりスタートした『THE GREATEST SHOW-NEN』(ABCテレビ)から飛び出した舞台企画。世界を救うため冒険の旅に出た伝説の勇者たち6人。激しい戦いを制し、それぞれの暮らしに戻るも、なぜか物語が終わらない。再び集結し、“本当にネバーエンディングな物語”を終わらす旅に立ち向かう6人が元の平和な生活を取り戻せるのか……という物語を描く。

お披露目公演『僕らAぇ! groupって言いますねん』を行った劇場ということもあり、メンバーの思い入れもひとしお。佐野は「(前回は)最後に横山(裕)くんからのメッセージを言ってもらってグループとしての決意を伝えて。今回も途中までは役として生きてるけど最後に素に戻ってここから頑張っていくぞという決意を伝えられる感情の乗ってる舞台」と表す。

横山については正門が「見にきてくれるっぽい」、佐野が「お忙しいから『予定がな』と言ってたけど、何回も『来てください』と猛プッシュしたら、『予定つけて見に行くわ』と。おそらく東京公演で見に来てくれるんじゃないかなと睨んでおります」と明かす。小島は「お会いするたびに『何やってるの?』『舞台頑張って』とメッセージをいただいて、マネージャーさん経由とかでも連絡とかいただけるんで、おらんところでも見守ってくれてる」と感謝していた。

同作で伝えたいメッセージについては、勇者役の末澤が表すことに。「役でも『冒険を終わらせたくない』と言うんですけど、僕自身、Aぇ! groupは冒険やと思っているので、それを終わらせたくないという気持ちもありますし、終わらせずにこのままどんどん突き進んでって僕たちのストーリーを紡いで行こうというところが、今回のタイトルに1番込められている」と説明する。

ここ1年での飛躍についても触れられると、正門は「なんなら今を最低限くらい、もうちょっと強気に出たい、どんどん上を目指していきたい」と今後にも意欲を見せる。「去年は想像できなかった、想像の範囲を超えていろんな方とお仕事させていただいたりとか、パフォーマンスをする機会をいただけたので、ハングリー精神を思い出して、4年前の自分達よりもハングリーに頑張っていきたいと思います」と力強い言葉を発した。

年末恒例の「今年を表す漢字は?」という質問には、まず小島から「『日』。ワールドカップが盛り上がって日本が一つになったし、何より1日1日大事に向き合ってきて1年あっという間やったんで、来年ももっともっと濃いものにしていきたい。それから皆さんの“日”になれればという意味で、日本を代表できるアイドルになれるように」と回答する。昨日はW杯の決勝戦だったが、ずっと佐野とメールをしながら見ていたようで、小島は「気持ちは一緒やったから。ワールドカップくらい盛り上げていけたら」と意気込んだ。

さらに福本は「『会』。今までなかなか直接会うことができなかったけど、今年になって会う機会が増えて、夏のライブが中止になってしまってショックもあったんですけど、ぴあアリーナでライブもして、改めて会うことの嬉しさとアリーナの景色を覚えています。ライブのたびに会議をしてるんですけど、会議もだんだんうまくなってるので、2つの意味を込めて」、正門は「『跳』。グループとしても新しいお仕事もたくさん経験させていただいて、初単独アリーナができたり、ソロコンサートができたり舞台ができたりと、充実した1年」、末澤は「『全』。とりあえず全力で走り抜けた1年やったと思います。この1年は特に意識して目の前にあるお仕事を一つ一つ全力でやっていった」、草間「『名』個人でもグループでも今年が1番いろんなところで名前を聞いたし、周りの方からも『最近よく聞くようになったよ』と言ってもらうことが増えた。全国放送で名前を叫ばせてもらったりとか、先輩のライブでエイトさん(関ジャニ∞)のところにも、WESTさん(ジャニーズWEST)のところにも出させてもらっていろんな方に知っていただいた1年」とそれぞれ答える。

今回劇中で披露する「ストーリぃ!」という曲の作詞・作曲もした佐野は「かわいげないなと言われるかもしれないけど、『金』です」とオチ担当に。「カラオケの番組に3回出させていただいて、そのうち2回で賞金をいただきまして、その賞金の一部からミュージックビデオ作ろうという企画も大倉(忠義)くんが乗ってくださって始まって、来年には、おそらく出せる感じで進んでいってますので」と説明。さらに佐野は「6人とも今年すごかったから、みんなに金メダルあげたいなという意味」もかけていたそうで、福本は「すげえ、落としたしかっこいい話もしてる」と感心していた。

グループとしてまとめると、リーダーの小島が「『笑』。今年が1番ずっと6人でいて、本当に350日くらい一緒にいたんじゃないかな? 家族以上の時間を過ごして、それでも裏でしゃべって、寝るときはみんなで寝たり、笑いの絶えることのない1年でした。それからたくさんのライブ……“ショー”が決まって“S・H・O・W”が生まれたので。来年ももっと笑わせていきたいなと思います」と宣言した。

RPGという題材にちなみグループの中で「ラスボスと裏ボスは?」と聞かれると「リチャードは中ボスくらい」(小島)、「そうやな。小島くん最初におるもんな」(草間)、「誰がスライムやねん」(小島)といったやりとりも。最終的には佐野が「ラスボスであり裏ボス」(草間)ということになり、佐野は「ラスボス状態なので、2023年、裏ボスの僕をお見せできたらと思います」とアピールしていた。

すでに大阪公演を終えており、東京公演は東京グローブ座にて12月20日~2023年1月15日、 広島公演は上野学園ホール(広島県立文化芸術ホール)にて2023年1月24日~25日、愛知公演は東海市芸術劇場 大ホール2023年1月31日~2月2日。

  • 「Aぇ! group」ポーズをすると袖が福本大晴にかかってしまう正門良規(左から3番目)