タレントの井上咲楽が19日、厚切りジェイソンが都内で開催した自著『ジェイソン流お金の増やし方』(ぴあ)の年間書籍三冠達成イベントにゲストとして出席。「私はめちゃくちゃケチ。超~ケチ。自分でも嫌になるくらいケチ」と自身の金銭感覚について語った。

  • 厚切りジェイソンと井上咲楽

井上は「とにかく買い物が嫌い。(買うか買わないか考えるために)カロリーを使う。1個のものを買うのにすごく疲れる」と言い、「ものを買うとき、そのものが『2倍しても買いたいか?』というのは考えながら買っています。安いと買いたくなっちゃうけど、それで失敗することも多かった。あとは、とにかく一番安い方法で賢く買いたい」と持論を展開。

どケチの原点を問われて「小学生、中学生のときまわりの子よりお小遣いが少なかった。とにかく無駄遣いをしないように色々厳選していくようになった。お小遣い帳を細かくつけたりしていた。お菓子やジュースとか消えるものに使うのが嫌だった。絶対ありえないと思っていた。そこからですね。私のケチは」と振り返った。

お年玉は「親から『井上銀行がある』と聞いていて、井上銀行に預けるという体で、(親に)預けていた。中学生くらいから井上銀行がなくなって、お年玉がもらえるようになった」と述懐するも、厚切りジェイソンから井上銀行の残高を指摘されると「どっかにいってしまった。どこにいっちゃったんですかね? 今もあるのか怖くて聞けない」と告白して笑った。

一人暮らしを始めた当初は「蒲田の5万円のアパートで足で踏んで洗濯したりしていた」という井上。今も家計簿アプリなどを使うと明かして「10円単位でつけちゃって、自分で辛くなっちゃう。管理は徹底しています。私は時間をお金だと思えないタイプ。タイム・イズ・マネーという考え方が、ケチすぎてどうしても無理。たとえば目の前に500円で飲めるコーヒー屋さんがあっても、1キロ先にあるマックの100円(コーヒー)で休んじゃう。そういうことしちゃう」と悩みを吐露。それを聞いて厚切りジェイソンは「僕だったらベンチに座る」とニヤリ。井上は「東京ってベンチないじゃないですか!」と反論した。

次々飛び出る井上のどケチエピソードを聞いて、お金に悩める人々に節約術を説く厚切りジェイソンも「そこまでやる人はいない。珍しいし、言うことはなくなる。困る」とお手上げに。

井上はさらに、もしお金があるなら「自動販売機を買いたい。自動販売機にずっと憧れている。私、自動販売機で飲み物を買うことが本当にないので、あれが家にあったら気にせず買えて楽しい」とうっとり。入れたいドリンクを問われて「昆虫食が好きなのでタガメサイダーとか、ラインナップは虫にします」と満面の笑みを見せた。

『ジェイソン流お金の増やし方』は、芸人兼IT企業役員の厚切りジェイソンが、お金について初めてつづった書籍。経済的自立と早期リタイア”FIRE”(Financial Independence, Retire Early)を達成した、ジェイソン流の節約術から投資術までレクチャーする。累計発行部数は55万部(電子書籍含む)を突破し、オリコン年間BOOKランキング、TSUTAYA年間ランキング(書籍販売・総合ランキング)、楽天ブックス年間ランキング(和書部門)でそれぞれ1位に輝いた。