女優の矢作穂香と俳優の犬飼貴丈がW主演を務めるABCテレビ・テレビ朝日系ドラマ『ひともんちゃくなら喜んで!』が2023年1月にスタートする。(ABCテレビ15日スタート 毎週日曜23:55~※初回24:00~、テレビ朝日14日スタート 毎週土曜26:30~※見逃し配信あり)

左から矢作穂香、犬飼貴丈 (C)ABCテレビ

小学館のアプリ「マンガワン」で連載中の八海つむ氏による人気コミックを映像化する同作は、天使のような新人人事コンサルタント・人見まもる(矢作)と、悪魔のようなブラック企業社長・佐京紫織(犬飼)が新人離職率100%の超ブラックアパレル会社「ジェットブラック」の大改革に挑むラブコメディ。性格も考え方も全てが正反対の凸凹コンビは、ブラック企業を救うことができるのか。そして2人の間にはいつしか恋心も。

まもるは、人事コンサルタント派遣会社「オフホワイト」に勤務する26歳。“天使すぎるコンサルタント”のキャッチフレーズとともにSNSで話題のちょっとした有名人だが、化粧を落とした素顔は「超幸薄顔」という特徴が。人事の仕事に就いていた亡き父の背中を追って就職したものの、現場経験ゼロのまま目下のところ会社のPR業務を任じられているハリボテ広告塔。そんなまもるが、あることをきっかけに紫織が経営するアパレル会社に人事コンサルタントとして派遣されることに。

まもるを演じるのは、ABCテレビで初の連続ドラマ主演を務める矢作。2013年に主演ドラマ『イタズラな Kiss~Love in TOKYO』で注目を集め、近作はコメディエンヌぶりが話題となった『おしゃ家ソムリエおしゃ子!』(テレビ東京系)や『ピーナッツバターサンドウィッチ』(MBS)で主演を務めた。

もう1人の主人公・紫織は仕事の鬼で、自分にも他人にも厳しいワンマン社長。業績は悪くないものの、新人の離職率100%という実態から「人が長く続く会社にしたい」という思いを抱く。人気コンサルタントと噂のまもるに急接近し、強引な手段でまもるを自社に招いて自らのブラック企業を立ち直らせようとするが……。

演じるのは、2012年の『第25回 ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト』でグランプリを受賞し、2017年『仮面ライダービルド』(EX)でテレビドラマ初主演を果たして以降、数々の作品に出演、近作では『-50㎏のシンデレラ』(TBS)、『ケイ×ヤク』(ytv)、『新・信長公記~クラスメイトは戦国武将~』(ytv)などで多彩な役柄を演じている犬飼。今作では社長役に初挑戦する。

またチーフ脚本家を、ドラマ『量産型リコ』、『お耳に合いましたら。』、『絶メシロード』(テレビ東京系)で話題のクリエイターで元漫才コンビ・カリカのマンボウやしろが務める。

コメントは以下の通り。

■矢作穂香

――原作を読んでの印象、主演の話を聞いたときの思いをお聞かせください。

ブラックな会社をホワイトニングする、その中でキュンキュンする場面がたくさんあり、原作を一気読みしてしまいました。その主演を務めさせていただくと聞いた時は、とてもうれしかったです。

――主演への意気込み、どのような人見を演じたいでしょうか?

コロコロと色々な表情をする人見は、一緒にいる人を元気に明るくしてくれる魅力を持っているなと思いました。この作品を観てくださった方に笑顔をお届けできるよう、一生懸命演じていきたいと思います。

――ドラマのタイトルにちなんで、最近矢作さんの周りで起こった“ひともんちゃく”は?

最近、肌荒れをしてしまいました。今までにない荒れ具合だったので治すのに苦労したのが、自分のお肌とのひともんちゃくでした(笑)。

■犬飼貴丈

――原作の印象をお聞かせください。

佐京の会社「ジェットブラック」にはたくさんのモンスター社員がいて、その人たちを一人ずつ攻略していく。ゲーム性みたいなものがありながら、センシティブな問題も取り扱っていて、エンタメとして面白い作品だなと率直に思いました。

――主演への意気込み、どのような佐京を演じたいでしょうか?

佐京の個性豊かなキャラクター性に魅力を感じています。主演のお話をいただいて、佐京の意地悪なところとか、悪魔っぽいところとか、ギャップがあるところとか、そういったキャラを今まであまりやってこなかったので、演じられることをすごくうれしく思います。佐京がナチュラルに持っているSっぽさ・意地悪さを大事にしつつ、ドラマで見た時に“そこにいて違和感のない人”になれるよう、一つ一つ丁寧に頑張りたいなと思います。また、初めて社長役に挑戦するので、そこも楽しみですね。

――ドラマのタイトルにちなんで、最近犬飼さんの周りで起こった“ひともんちゃく”は?

いつも「いらない」って言っているのに、母から定期的に食材が送られて来るんです。家を空けている間に届いたりすると食べ物がダメになってしまわないか心配なので、本当にいらないよと何度も伝えているのですが、それでも毎回送られてくることがひともんちゃくですね。送ってもらった食材で自炊するんですが……難しいんですよ。例えばルッコラとか。「どう料理するの?」と毎回思うんですが、来なくなったら来なくなったで寂しいかもしれません。

■マンボウやしろ

――原作の印象と、本作の見どころをお聞かせください。

とにかく面白かったです! まさにリアルな現在の漫画と思いました。見どころは沢山ありますが、原作にある素敵な台詞の数々をうまくドラマに落とせていたらなと思います。

――やしろさんから見た、主人公2人の人物像とは?

人見は勉強熱心で仕事に真摯に向き合っていますが、自分のことになると不器用さが出てしまう、少し隙のある愛すべきキャラクター。佐京は自分が叶えたいことにはガンガン行くぞという強い意志を持っていますが、それだけでは社会はなかなかうまくいかない。同じように悩んでいる方もいるんじゃないかと思います。人見も佐京も、社会で働く人に共感してもらえる部分が結構あるんじゃないでしょうか。ただ、僕と佐京の共通点は未だ見いだせていません。

――ドラマのタイトルにちなんで、最近やしろさんの周りで起こった“ひともんちゃく”は?

ラジオでの選曲で、福山雅治さんの『家族になろうよ』が良い場面で流れるところが、インストがミスで流れてしまって、もんちゃくしました。

■八海つむ

――ドラマ化を受けて思うこと。

ドラマ化は大きな憧れでした。読者さま、関係者さま、ありがとうございます! この作品は、くせつよキャラたちとひともんちゃくする話ですが、制作の皆さまも同じように、キャラたちと向き合いながら作ってくださってることをひしひしと感じています。面白くなる予感しかしません! たくさんの人に楽しんでいただけるといいな!

――人見まもる役 矢作穂香について。

なんてうれしいキャスティング! 矢作さんが演じてくださるなら、表情豊かでかわいく、愛さずにはいられない人見になること間違いなしですね! 匠なコメディ演技も大好きなので、何から何までとっても楽しみです!

――佐京柴織役 犬飼貴丈について。

犬飼さんが佐京!? これは大変なことになりました。ドラマ版佐京はフェロモン放出量が増し増しになる様です。佐京の“チャラそうだけど実は……”なギャップも、犬飼さんならより美味しく演じていただけるのではないかとワクワクが止まりません!

  • (C)八海つむ/小学館