■16期・櫻井梨央の印象「私に似ているのかな」

――個人でのお仕事も充実されている北川さんですが、グループとしては、今年6月には初めての後輩・櫻井梨央さんが加入されました。先輩として意識していることはありますか?

リハーサルやレッスンのときにらいりー(櫻井)を見ていると、悩んでいる部分が加入当時の私と似ているなと思うことも多いんです。私はそこから脱出するのに時間がかかってしまったので、らいりーが少しでも早く脱出できるように、寄り添いながらアドバイスできるところはしっかり伝えるようにしています。

――北川さんと同じ15期の岡村ほまれさん、山崎愛生(崎はたつさき)さんとも、そういった話はされますか?

します。でもらいりーの教育係は野中美希さんがされているので、あまり私たちが深く介入しすぎると、情報がゴチャゴチャになってしまう。細かく気づいた部分は伝えてあげようと話しました。最近はなんとなく役割分担ができていて、岡村、山崎が気づいたことを私がかみ砕いて伝えています。特に岡村ほまれちゃんは最近、よく伝えてきてくれるし、大人っぽくなってきたなと思います。一方で、山崎愛生ちゃんもすごいなと……後輩が入ってきてもキャラクターが変わらない(笑)。同い年なんですが、らいりーが年上に見えることもあって!

――逆に櫻井さんは大人っぽい印象ということですか?

そうなんですけど、実は結構明るいタイプだと思うんです。学校での話とかを聞くと、私に似ているのかなと感じることも多くて。スタッフさんからも雰囲気が似ていると言われますし、らいりーは普段はもっと話すし、もっと声も大きいはず! なのであまり、大人っぽいという印象を押し付けすぎないようにはしたいです。これからもっと自分を出せるようになって、素のらいりーを見られるのが楽しみです。

■加入4年は“本厄”「改めて体調管理はしっかりしようと……」

――また、グループとしては今年25周年を迎え、北川さんも加入4年目になりました。自身の変化や成長を感じるときはありますか?

今までダンスの先生に「手先足先が2倍あると思って踊って」と言われていたんですが、全然その感覚をつかめていなかったんです。でも今年の春くらいからその感覚がわかるようになって、ダンスに少し自信が持てるようになったのは大きな変化かもしれません。

――なるほど。パフォーマンスでいうと今年の夏にはケガなどもあって、思うような活動ができない時期もあったかと思います。

私、今年が本厄なんですよ。早生まれなので、同学年の子たちは去年に本厄を終えているんですが、みんな壮絶な1年を過ごしていて……(笑)。すごく不安を抱えながら本厄を迎えたんです。足をケガしたときも、牧野さんが「私は本厄のとき、全部足にきた」と話してくださった1週間後にケガをしたんです! 話すとたくさんあるんですが、改めて体調管理はしっかりしようと痛感しました。ちゃんと本厄を過ごしているなといった感じです(笑)。