女優の田中美里、俳優の奥野壮が、フジテレビのドラマ『アイゾウ 警視庁・心理分析捜査班』で、22日(25:30~)放送の第7話と29日(24:40~)放送の第8話に出演する。

  • 奥野壮(左)と田中美里=フジテレビ提供

実際に起きた衝撃の“男女愛憎劇をめぐるミステリー事件”を、「もし、今の日本で起きたら?」という視点でドラマ化する同番組。田中と奥野が出演するエピソードは「消えた少年」だ。

モチーフは1997年に全米を感動の渦に巻き込んだ奇跡の生還劇。1994年、テキサス州で行方不明となった13歳の少年ニコラス・バークレイが7500キロも離れたスペインで発見され、保護された。ニコラスが帰国すると、空港で待ち構えていた母親は号泣し、感動の対面を果たした。しかし、なぜ13歳の少年がスペインで発見されたのか。FBIによる捜査も難航したこの難事件は、のちに映画化され大きな話題を呼んだ。

『アイゾウ』では、この事件を現代の日本を舞台に置き換えてストーリーを設定。2015年に都内で行方不明になった当時11歳の番匠司(奥野)が、7年の時を経て、沖縄で発見された。母親の番匠康子(田中)は、最愛の我が子との再会に涙が止まらない。奇跡の再会は日本中の感動を呼んだ。しかし、一方で多くの謎も。なぜ、司は沖縄で見つかったのか。誰が連れて行ったのか。

安座間(夏子)は捜査一課の久世(津田寛治)と三好(水石亜飛夢)と共に捜査を開始。司は「暗い場所に閉じ込められていた」と証言するものの、ショックで記憶が失われているのか正確な場所が分からないという。一体、誰が司を拉致し監禁したのか。そして、安座間にはあるひとつの疑念が。この少年は本当に行方不明になった番匠司なのか? 目の前にいる少年は何者なのか? 目的は? 受け入れている家族は…?

コメントは、以下の通り。

■田中美里
「家族としての当たり前の毎日が、ある日突然変わってしまったら母親としてどうなってしまうのかをずっと考えながら康子さんを演じていました。脚本を読んだ時点では、康子さんは気持ちを内に秘めながら少しずつ崩れていく女性を想像していたのですが、現場で監督の“もっとできますか?もっと!もっと!”という言葉で、さらに子供を想うエネルギーあふれる女性になったのではないかと思います。こんなに気持ちをさらけ出した役は私にとっても初めてです。母親の愛の重み、そしてうっすらと繋がっていた糸が切れた時、家族がどうなってしまうのか、ぜひ最後までみていただけたらうれしいです」

■奥野壮
「経験のない役に挑戦しました。皆さんを『アイゾウ』の不思議な世界観に引き込むことができたらうれしいです!司がなぜ、家族の元に戻ってこられたのか、注目していただくとより楽しんでいただけるのではないかと思います!」

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