アイドルグループ・SixTONESのジェシーが地上波連ドラ単独初主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『最初はパー』第1話が28日に放送された。
秋元康氏が企画・原作・脚本を手掛け、佐久間宣行氏が総合監修を務める今作は、お笑い養成所で巻き起こる悲喜こもごもを描く物語。ひょんなことからお笑い養成所に入学した、何をやっても中途半端な政治家の息子・利根川豪太(ジェシー)が、コワモテの生徒・澤村銀平(市川猿之助)や鬼講師・相田忠則(小籔千豊)らと出会い、時にぶつかり、時に励まし合いながら、プロの芸人を目指して奮闘する。
せいや(霜降り明星)やお笑い芸人たちとの親交も深く、バラエティ番組やグループ活動では明るく陽気な顔を見せているジェシーだが、今作では皆と一歩距離を置いたようなどこか冷めたキャラクター・豪太を演じている。父親から逃げられるならどこでも良く、チラシをもらったからここにしたという理由でお笑い養成所の門を叩いた豪太は、当然夢を抱いてやってきた皆との温度差を感じることに。しかしラストシーンではコンビを組むことになった銀平と心を通わせ始める姿が描かれた。ジェシーが“抑えた演技”で表現する豪太がどんな成長を見せていくのかが、今後の一番の注目ポイントになりそうだ。SNSでは「色んな表情見れて楽しい」「顔や声のレパートリーが多い」「心細そうな豪太くんの表情見てると何故か自分まで心細くなってくる」との反響が集まっている。
また、大きな話題を集めたのが小藪演じるお笑い養成所の鬼講師・相田だ。今作はお笑い養成所の授業シーンからスタートするのだが、早速相田は入学したばかりの生徒たちにこの世界がいかに厳しいか、お笑い論を説いていく。ドスの利いた関西弁で冷酷ながらリアリティのある言葉が紡がれ、SNSでは「説得力ある言葉だな」「言ってることにめっちゃ納得させられる」「めっちゃ真剣に聞いた」「実際に小籔氏の授業を受けているよう」と視聴者も生徒を体験できたかのような様子が伺えた。
相田が、乃木坂46の賀喜遥香演じる女芸人を志望して入学した雨宮すみれに「君みたいなんは顔もかわいいんやから、なんちゃら46みたいに人数ばっかり多いアイドルグループ入って帰り道ごっつ寄り道したなったみたいな歌歌っといたらいいねん」と言い放つ場面もあり、秋元氏自ら盛り込んだ皮肉のような一節も話題に。来週4日放送の第2話では、豪太&銀平のコンビ「最初はパー」をはじめ生徒たちがネタを初披露する。
現在第1話はTVerやTELASAで見逃し配信中。