日本トレンドリサーチは10月27日、青山ラジュボークリニックと共同で実施した「立会い出産」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は10月9日~20日、出産をしたことがある女性293名を対象にインターネットで行われた。

  • 立ち会い出産について

    立ち会い出産について

出産時に家族などの立ち会いがあったかを聞いたところ、67.9%が「なかった」と回答。一方、「あった」(32.1%)と回答した人に、誰に立ち会ってもらったかを聞くと、やはり「夫」が91.5%と圧倒的多数に。次いで「実母」(27.7%)、「姉妹」(5.3%)と続いた。

  • 夫の立ち会いについて

    夫の立ち会いについて

「こんなんだったら立ち会わないで欲しかった!」と思ってしまうようなエピソードがあるかを聞いたところ、11.7%が「ある」と回答。具体的には、「出産に時間がかかり、私よりもしんどそうにされた」「ただ横で突っ立っていただけで何の役にも立っていなかった。あとで感想を聞いたが、それさえもなかったので意味がなかったなと思った」「痛すぎて私が叫んでいたことを、恥ずかしかったと家族に話していた」「人が苦しんでいるのに寝てしまった」といったエピソードが寄せられた。

そこで、出産時に家族などの立ち会いが「なかった」と回答した人に、夫に立ち会って欲しかったと思うか尋ねたところ、実に81.4%が「思わない」と回答。理由を聞くと、「自分の事で精いっぱいなので、夫の方を構う余裕はない」「いても何にも出来ないだろうし邪魔です」「自分が陣痛で苦しんでいる時に側で涼しい顔をされるのが嫌だから」「家族がいたら気を遣うし、みっともない姿を見られたくない」といった声が。

一方、「夫に立ち会って欲しかった」と思う理由としては、「子供が産まれる感動を夫と共に分かち合いたい」「頼れるパートナーに横でサポートしてほしい」「一人では寂しい」「出産の大変さとこれから子育てしていく上での自覚を持ってほしいから」といった理由があがった。