マツダはコンパクトSUVの「MX-30」と同モデルのEVバージョン「MX-30 EV MODEL」を一部改良し、予約販売を開始した。発売は2022年11月初旬以降を予定している。

  • 「MAZDA MX-30 Modern Confidence」(ジルコンサンドメタリック)

2つの新グレードが登場

MX-30は「わたしらしく生きる」がコンセプト。クルマとともに自然体で自分らしい時間を過ごしてもらうことを目指すコンパクトSUVだ。ユーザーのライフスタイルに寄り添い、創造的な時間と空間を提案したいというのがマツダの考えだ。2050年時点のカーボンニュートラル実現を目指し、各地域における自動車のパワーソースの適性やエネルギー事情、電力の発電構成などを踏まえ、適材適所の対応を可能とする同社の「マルチソリューション戦略」を具現化するモデルとして、マイルドハイブリッドモデル、EVモデルを設定しているのが特徴。

  • 「MAZDA MX-30 Modern Confidence」(ソウルレッドクリスタルメタリック)

今回の商品改良では、アクティブなライフスタイルを表現するマルチトーンのボディカラーであるソウルレッドクリスタルメタリック、ジェットブラックマイカ、ジルコンサンドメタリックを新たに設定。MX-30の特徴であるキャビンとフリースタイルドアを際立たせる「フレームドトップ」をブラック単色とすることでキャビンをより軽快に見せ、アクティブなライフスタイルにマッチした表現とした。

  • アクティブライフスタイルを表現するボディカラーを新設定--上・ソウルレッドクリスタルメタリック、中・ジルコンサンドメタリック、下・ジェットブラックマイカ

また、MX-30のデザインコンセプトである「Human Modern」を体現する「Industrial Classic」(インダストリアル クラシック)、「Modern Confidence」(モダン コンフィデンス)を新たにグレード設定した。

  • EV MODELは給電機能を充実--上/中・「MAZDA MX-30 EV MODEL」ソウルレッドクリスタルメタリック、下・インテリア

MX-30 EV MODELではAC1500W/AC150W電源、V2Hの給電機能を追加。車両に蓄えた電力を活用し、電気製品や建物に給電できる。万が一の際の電源としても活用可能だ。

また、ユーザーが自分の意志で移動したり行動することをサポートする選択肢のひとつとして提案する手動運転装置付車「MX-30 Self-empowerment Driving Vehicle」は、MX-30のすべての機種で選択可能となる。

メーカー希望小売価格は「MAZDA MX-30」が264万円〜299.75万円、「MAZDA MX-30 EV MODEL」が451万円〜501.6万円、「MAZDA MX-30 Self-empowerment Driving Vehicle」はベース車両価格 + 52.8万円。

なお、マルチトーンのソウルレッドクリスタルメタリックは特別塗装色のため11万円高、ジェットブラックマイカ、ジルコンサンドメタリックは6.6万円高となる。