引き続き盛況なキャンピングカー市場だが、車両価格や維持費など何かとメリットの多い軽キャンパーは最初の1台にぴったりだ。そんな軽キャンパーもずらりと並んだ「横浜キャンピングカーショー2022」で、運転大好き女子の一瀬優美さんが反応した1台があった。ホンダの軽商用車「N-VAN」がベースのようだが、いったいどんなクルマなのだろうか。

  • ホンダ「N-VAN」のキャンピングカー

    広い車内に運転大好き女子の一瀬優美さんもご満悦?(写真は「横浜キャンピングカーショー2022」にて撮影)

フルフラット化を実現!

横浜キャンピングカーショー2022の会場で一瀬優美さんの目にとまったのが、ホンダカーズ神奈川中が手がけるオリジナル軽キャンパー「Rakuneru N-VAN」(ラクネルエヌバン)だ。

  • ホンダ「N-VAN」のキャンピングカー

    100Ahの大容量サブバッテリーを用いた電源システムと大人2人が就寝可能なベッドのみを標準装備とする「Rakuneru N-VAN」。販売価格は「N-VAN」のグレードによって異なり、「Gタイプ」が222.76万円~、「+STYLE FUN」が277.91万円~となる。別途でオプションも追加可能だ

ホンダのN-VANは2018年に発売となった軽商用車だ。2022年上半期の販売台数は1万4,810台(全国軽自動車協会連合会軽四輪車 通称名別新車販売台数上半期速報値より)で、人気は衰えていない。

本来は働くクルマであるN-VANだが、商用車とは思えないキュートなルックスと豊富なカラーバリエーションに加え、昨今のキャンプブームも追い風となり、趣味のクルマとしても存在感が高まっている。

そんなN-VANをベースにした「Rakuneru N-VAN」とはいったい、どんなクルマなのだろうか。

一瀬優美さんがひと目見て「かわいい!」と反応したのが、オリジナルにはない差し色があしらわれたボディカラーだ。

ホンダカーズ神奈川中の担当者によると、これは専用シートを使ったカーラッピングで、基本的には好きな色のシートを選んでどこにでも自由に貼れるようになっているとのこと。例えばシートを大きく大胆に使って、ボディカラーとのツートンカラーにすることも可能だ。

  • ホンダ「N-VAN」のキャンピングカー
  • ホンダ「N-VAN」のキャンピングカー
  • 展示車両はボンネットとフォグランプ周りに木目調、サイドボディに木目調と白のラインがあしらわれている

  • ホンダ「N-VAN」のキャンピングカー
  • ホンダ「N-VAN」のキャンピングカー
  • ホイールやドアミラーにもカーラッピングが可能。これだけでも印象がガラリと変わる

カーラッピングのメリットは、簡単にはがせること。長く乗るうちに飽きがきたとしても、はがして元々のカラーで乗ってもいいし、また新しいラッピングにすることもできる。エクステリアのイメージが変わるだけで、同じクルマでも気分は全く違うはずだ。

そして、担当者がもうひとつのポイントとして挙げたのが、車中泊に特化したという「Rakuneru N-VAN」の車内だ。

  • ホンダ「N-VAN」のキャンピングカー

    車内をのぞくとフルフラット化している「Rakuneru N-VAN」。どういう仕組み?

N-VANは通常でも運転席以外をフラットにできるが、これでは就寝スペースを1人分しか用意できない。そこでホンダカーズ神奈川中が開発したのが、取り外し可能なベッド用アルミフレームだ。これにより、就寝時は運転席側もフルフラット化することが可能になり、2人が横になって寝転がるのに十分なスペースを確保できるようになった。

  • ホンダ「N-VAN」のキャンピングカー

    「車内を部屋みたいに使えていいですね。それに軽商用車だから荷物もたくさん積めるので、衣装などの荷物が増えがちな私にぴったりかも」と一瀬優美さん

初めてのキャンピングカーにもってこいの「Rakuneru N-VAN」だが、それでも高い買い物になるので、購入前に試してみたいという人もいるかもしれない。

そこでオススメなのが、ホンダが展開するサブスク「ホンダ マンスリー オーナー」でのレンタルだ。もしくは、レンタカーとキャンプ場「Hayama RV-SITE」の1区画がセットになった1泊2日のスペシャルプランを利用するという手もある。

特にスペシャルプランは、消費税と免責保証もコミコミで1.58万円と利用しやすい価格設定になっている。秋のキャンプを楽しみながら、実際に寝心地をチェックしてみるのもいいかもしれない。