現在放送中の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK総合 毎週日曜20:00~ほか)は、約1年5カ月にわたる撮影をきょう25日に終えた。昨年6月のクランクインから主人公・北条義時を演じきった小栗旬がコメントを寄せた。
三谷幸喜が脚本を手掛ける本作は、源頼朝の右腕として活躍し、武士の世を盤石にした鎌倉幕府の2代目執権・北条義時の物語。放送は12月18日の最終回(第48回)まで続き、ついに武士の頂点に立った義時が、朝廷との最後の戦いに挑む。
■小栗旬(北条義時役)
今はまだ終わった実感がないというのが本音です。これだけ時間をかけて“一人の人物を生き抜く”ということをさせてもらえたことは本当にすごい財産で、今後の自分にとって糧になる経験でした。途中からは、芝居について「ここはどうしようかな」と考えることが減っていって、「自分の歩んできた義時だったらこうするだろうな」ということをただただ淡々とやってきたという感じです。それを最後の最後まで、みんなに撮りきってもらい、今現在は悔いが残っていないというところまで来られたことは俳優として大きな喜びです。そういう現場を過ごしてきて、いま、こういう自分がいるという状態ですので、それを最後まで見届けていただけたら幸いです。
(C)NHK