グローバルボーイズグループ・JO1が23日、東京・有明アリーナにて、初のアリーナツアー「2022 JO1 1ST ARENA LIVE TOUR 'KIZUNA'」のツアーファイナル公演を開催。適応障害と診断され昨年10月から約4カ月、活動を休止していた金城碧海は、当時を振り返るとともに、メンバーやファンへの思いを語った。

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金城は「ツアー期間、足を運んでくださったJAM(JO1のファン)の皆さん、本当にありがとうございました」と感謝の言葉を伝えてから、「ちょうど1年前くらいにライブがあって、そのときは僕は出られてなくて、ぶっちゃけたことを言うと、数カ月間、誰とも連絡を取ってなくて、社長とかの連絡もあんま返してなかったくらい閉ざしていたときがあったんですけど、メンバーのおかげで、諦めずに付き添ってくれたマネージャーたちのおかげで徐々に立ち直ることができました」と振り返った。

続けて、「『未完成』の初回の試写会にみんなで行ったときに思ったことが、やっぱこのメンバーじゃないとダメだなと思ったし、自分で抱えて悩んでいたことが、ちっぽけって言ったらあれですけど、もっとみんなに相談すればよかったなとか、もっと頼ればよかったなと後悔したと同時に、映像とみんなが歌う『飛べるから』を聴いて涙が止まらなくて、監督ともお休みする前に話させていただいて、短期間にJO1のことをすごくよく思ってくださって、本当に僕たちっていろんな人に愛されているなと思いました」と当時の心境を告白。

「そういう人たちも裏切らないように、期待を超えられるように、これからも僕たちは、無理せずですけど、頑張っていけたらなと、そのときに心に誓いました。いつもJAMがいてくれるからこそJO1だし、金城碧海なのかなと本当に思います。いつもありがとうございます」と語ると大きな拍手が沸き起こった。

さらに金城は「実はお母さんが見に来てくれていて、小さい頃から母子家庭で育ったんですけど、女手ひとつで育てるって大変なんですよ。僕も迷惑すごいかけただろうし、でもこうやって自分のしたいことをしてこんなにもたくさんの人に愛されることができていることが誇らしく思ってくれているのかな」と母への思いも語り、「何もまだまだできてないんですけど、これからもともっと恩返ししていきたいし、僕含めJAMもお母さんが誇らしく思ってくれるように、これからも僕たちと一緒についてきてください」とメッセージを送った。

そして、「悲しいこととか苦しいこととかって人生においてつきものじゃないですか。この会場にいるスタッフも含め、JAMも含め、僕らも含め、みんな悩みを抱えている。でも、今日のこの瞬間は皆さん幸せでいませんか?」「今日感じたJO1とJAMとスタッフさんの絆を胸にこれからも共に歩んでいけますか?」と呼びかけるとファンは拍手で応え、金城は「これからも僕たちの絆を空に描いていきましょう!」と続けた。

2019年12月にオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN』で“国民プロデューサー”と呼ばれる視聴者の投票で選ばれた11人(豆原一成、川尻蓮、川西拓実、大平祥生、鶴房汐恩、白岩瑠姫、佐藤景瑚、木全翔也、河野純喜、金城碧海、與那城奨)で結成されたJO1。

全国5都市13公演を行った初のアリーナツアーは、全楽曲を生バンド編成で迫力あるサウンドに編曲。成長を続けるJO1の圧巻のシンクロダンスパフォーマンスを届けた。

ツアーファイナルは、「Move The Soul」でスタートし、10月12日にリリースした6枚目のシングル「MIDNIGHT SUN」のリード曲「SuperCali」など28曲を披露。川尻や河野が感極まって涙し、サプライズで誕生日をお祝いされたリーダーの與那城も涙を見せた。

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