お笑いコンビ・ダウンタウンの浜田雅功がこのほど、都内で行われたMBS・TBS系『プレバト!!』(毎週木曜19:00~)の放送開始10周年を記念した取材会に、清水麻椰アナウンサーとともに出席した。

  • ダウンタウンの浜田雅功

2012年10月にスタートした『プレバト!!』は、芸能人の隠れた才能を専門家が査定し、ランキング形式で発表するカルチャースクールバラエティ。夏井いつき先生の俳句をはじめ、水彩画、色鉛筆、消しゴムはんこ、スプレーアート、ストーンアート、トーストアートなど、さまざまなジャンルの査定で芸能人の隠れた才能を発掘してきた。

浜田は「10年もやっていたかなという感じですね。あっという間でした。始まったときは試行錯誤して、これになってから9年。早かったですよ」と10周年を迎えた心境を述べた。

自身にとってこの番組はどんな番組かという問いには、「毎週来る番組。番組への思い入れは別に、淡々と……」とさらり。「来たときに『誰が何位になるんやろう』とか、『落ちたんや』『上がったんや』とか、それぞれの人に気持ちはあるのでそこは気になります。ずっと一緒にやってもらっているので個々への思い入れは当然あります」と話した。

数々の番組でMCを担当している浜田。「司会がメインではなく、出ている人がメインですから、どういう人なんだと思っていただけるようにやらなあかんなと思います。僕はツッコんでいるだけで何もしてませんから、こっちの人たちをメインに考えてやっています」と司会として心がけていることを明かした。

浜田の番組は収録時間が短いと言われているが、浜田は「短くないですよ! 今日の1本目の俳句、長かったもん。珍しく押しました。よくしゃべる方が来られるとどうしてもそうなります。それを無下には……たまにはやりますけど(笑)。現場で空気を作るようにしているので、ここはずっと聞いていてもしゃーないなっていうときはスパンと切ります。テンポを考えてやっているので」と説明。

「短いとは思わないんですけど。どうですか?」と尋ねられた清水アナが「短いって聞きます。ほかの司会者の方の収録は2時間押しとかあると聞きますが、濱田さんはほぼオンタイム」と答えると、浜田は「(2時間押しは)考えられない! 収録現場に7時までおったらダメですよ。何を言わすねん(笑)」と話して笑いを誘った。

いろんな査定の中で挑戦するなら何がいいか聞かれると、「僕が何かの査定で出たときは最終回だと思ってください。これだけ人にあーだこーだ言っておいて、たぶん僕、全部才能なしやと思います」と話した上で、「絵は多少自信ある。だから皆さんをびっくりさせるためになんとか勉強して色鉛筆ですね。絵がえらいことになってるがなって。なんか知らんけど下手や思われているから」と色鉛筆を選んだ。

同番組は数々のスターを輩出しており、俳句では梅沢富美男をはじめ、Kis-My-Ft2のメンバーも奮闘している。

浜田は「梅沢さんはあのままでいいんじゃないですかね。もともとああいうことができる方なんでしょうし。あと、アイドルの彼らが頑張ってますよね。アイドルがあそこまでできるというのは。タイトルをとったり、特待生や名人クラスになっていますから、すごいなと。本気でやってますから。横尾(渉)はすごいでしょ。二階堂(高嗣)は最近だいぶ頑張ってきて」と称賛し、「芸人さんはやれますね。みんな真面目ですから、一つのことに集中してやりますよ。皆さん頑張ってほしいと思います」と続けた。

今年はダウンタウン結成40周年の節目でもある。松本人志とともに過ごした40年間を振り返り、浜田は「あっという間でした。40年と言われてもそんなにやっていたかなという感じではありますけど。うちは何周年ということで何かやったことが1回もない。勝手に皆さんが何十周年って言っているから40周年なんだと……」とコメント。年内に40周年記念で何かをやることは予定していないようで、「健康で過ごしたいです」と笑顔で話した。

  • 取材会の模様

  • 10月13日放送の3時間スペシャルのスタジオ写真 (C)MBS