俳優のディーン・フジオカが、女優の吉高由里子が主演を務める2023年1月期の新ドラマ『星降る夜に』(毎週火曜21:00~)に出演することが6日に明らかになった。

  • ディーン・フジオカ=テレビ朝日提供

大石静氏が脚本を手掛ける同作は、のどかな海街を舞台に、感情を忘れて孤独に生きる産婦人科医・雪宮鈴(35歳/吉高)と、音のない世界で自由に生きる10歳下の遺品整理士・柊一星(25歳/北村匠海)という命の始まりと終わりを司る2人が、星降る夜の出会いを機に運命の恋を育んでいくヒューマンラブストーリー。

ディーンは今作で、45歳で医師になった異色の新人産婦人科医・佐々木深夜を演じる。主人公・鈴が勤める「マロニエ産婦人科医院」で新米医師として働くが、口を開けばあわあわ、廊下を走って人にぶつかって尿コップをひっくり返し、新生児に赤ちゃん言葉で話しかけ、面白いことを言おうとすれば完全にスベり、白衣は裏返し、寝ぐせあり、というポンコツで天然な新人医師だ。一方で、人をほっこりさせたり気を緩ませる天才でもある深夜。患者に強く感情移入して一喜一憂したり、感情を押し込めて生きる鈴の本音もすぐさま察知するなど、ピュアな優しさに満ちあふれている。大石が「今までとは違う表情が見られるのではないかと楽しみにしています」と胸を躍らせるディーンの新境地に注目だ。

深夜の参戦で、ひたむきに育まれていく鈴と一星の10歳差ラブは三角関係へ。音のない世界を生き、自由奔放でヤキモチやき、鈴を新たな世界へグイグイ引っ張ってくれる、そんな時々妙に強引で子どもっぽいが目の離せない10歳下の一星、つらいときには何も言わずただただ黙って隣に寄り添ってくれる、どこまでも優しい10歳上の大人の男性・深夜。正反対の魅力を放つ2人の男性にはさまれ、鈴の心はどんな揺らぎを見せていくのか。物語を通して描かれる2人の男たちの秘められた過去や、「手話」を通した不思議な交流も描かれる。深夜が医師になる道を選び、「マロニエ産婦人科医院」で働くことになった背景には鈴にもまつわる悲しい秘密が隠されているという。

大石氏は「ディーン・フジオカさんの美しい風貌は、見る者に夢を与えます。これまで私もうっとりと見てきましたが、今回はちょっと違います。45歳で医師になった、という変わった経歴を持ち、ナースたちにもバカにされているドジでポンコツな新人医師なのです。そういう役どころのディーンさんは珍しいと思うので、今までとは違う表情が見られるのではないかと楽しみにしています」とコメントを寄せた。