フォルクスワーゲン ジャパンはこのほど、SUVの「ティグアン」に新たなパワートレインとして「TSI 4MOTION」(ティーエスアイ フォーモーション)を追加し、受注受け付けを開始した。出荷は2022年11月から順次開始するが、半導体供給不足などの影響により納期に時間がかかる場合がある。

  • 「ティグアン」に新たなパワートレイン「TSI 4MOTION」を追加設定 ※「Tiguan TSI 4MOTION R-Line」

価格は479.2万円~581.6万円

追加となった「TSI 4MOTION」は140kW/190PSの最高出力と320Nmの最大トルクを発生させる2.0TSIエンジンを採用。このエンジンは、最大トルク発生回転数は1,500〜4,100rpmと広いトルクバンドを持っていることが特徴のひとつとなる。

この高性能エンジンを同社の四輪駆動として定評のある4MOTIONシステムと組み合わせることで、高いロードホールディング性能と高出力ながら扱いやすいエンジン性能を備えた四輪駆動モデルとなっている。

  • 降雪地域で高い人気を誇る四輪駆動モデルを追加 ※「Tiguan TSI 4MOTION Active Advance」

グレードは3種類。エントリーグレードの「Active」は1.5L TSIエンジン同様の装備に加え、4MOTIONアクティブコントロールやヒルディセントアシストに加え、ドライビングプロファイル機能などを備えている。

「Active Advance」グレードにはLEDマトリックスヘッドライト“IQ.LIGHT"やフォルクスワーゲン純正インフォテイメントシステム“Discover Pro"やデジタルメータークラスター“Digital Cockpit Pro"などの先進装備を標準設定している。

  • 上「Tiguan TSI 4MOTION R-Line」、中「Tiguan TSI R-Line/Tiguan TSI 4MOTION R-Line」、下「Tiguan TSI 4MOTION Active/Tiguan TSI 4MOTION Active Advance」

上級グレードの「R-Line」には専用の内外装に加え、アダプティブシャシーコントロール“DCC"やレザーシートなどのオプションを選択することが可能。エクステリアカラーはナイトシェードブルーメタリックやドルフィングレーメタリックなど全5色展開となっている。全国希望小売価格は「Active」479.2万円、「Active Advance」518.8万円、「R-Line」581.6万円。

今回の追加設定によりティグアンは、1.5L TSIエンジンを採用したモデルと2.0TSIエンジンに4MOTIONシステムを組み合わせたモデル、そしてハイパフォーマンスの「R」モデルの3種類のパワートレインを採用し、全7グレード構成となった。

同社では、「降雪地域などでは根強い人気を誇る四輪駆動モデルがラインアップに加わったことでベーシックモデルからスポーティーなモデルまで幅広く充実したラインアップを展開することで、お客様の様々なニーズに応えていきます」とコメントしている。