JR東日本は4日、鉄道開業150年の歴史とともに、地域の文化と未来を体感できる文化創造イベント「超駅博 上野」を10月14~30日に開催すると発表した。AR(拡張現実)技術を活用したフォトスポットも用意し、115系やEF64形の展示を行うとしている。

  • 115系2編成(湘南色・新潟色)のイメージ。実際の見え方とは異なる(JR東日本提供)

「超駅博 上野」で用意される「AR 車両フォトスポット」は、AR技術を活用し、上野駅から上越・北陸方面の列車を牽引し、長年活躍した電気機関車EF64形、新潟エリアで通勤車両としても活躍した115系を展示。115系2編成(湘南色・新潟色)または115系とEF64形のいずれかの並びを選択できるほか、AR車両を上昇させ、車両下の様子を見ることも可能。115系のインテリアを閲覧することもできる。

3Dモデリングでは、115系とEF64形を本物の車両のようにARで出現させるため、さまざまな方向から撮影した大量の写真を合成し、3DCGを生成する「フォトグラメトリ」技術を採用。CG表現において、車両の経年劣化や傷、補修跡なども再現し、車両本体の鋼材と塗装の質感、車両内の座席モケット、網棚、吊り革に至るまで、忠実に表現したという。

  • AR車両が上昇するイメージ。実際の見え方とは異なる(JR東日本提供)

  • 新潟車両センターにおける撮影風景(JR東日本提供)

  • 115系電車(車両外観・車内)の3DCG(JR東日本提供)

「AR 車両フォトスポット」に参加するには、「JRE MALL」首都圏本部で発売される特別観覧エリア入場チケット付き「115系電車・EF64形電気機関車 ファイル&コースターセット」(2,000円)を購入する必要がある。