楽天グループは9月30日、「インターンシップ人気企業ランキング」を発表。調査は4月7日〜8月4日、同社運営サイト「楽天みん就」に登録する2024年卒業予定の大学生・大学院生1,330名を対象に、ウェブアンケート方式および、同主催就職イベントでのウェブ・紙アンケート調査にて行われた。

  • 「楽天みん就  2024年卒 インターンシップ人気企業ランキング」結果概要(総合トップ20)

    「楽天みん就 2024年卒 インターンシップ人気企業ランキング」結果概要(総合トップ20)

同調査では、学生に、ノミネート企業353社の中から、インターンシップに参加したい企業を5~7社選択してもらい、各選択企業の志望理由についても「プログラムが面白い」「業界研究ができる」「仕事理解ができる」「プログラムのレベルが高い」「成長できる」「スキルが身につく」「先輩に勧められた」の7項目から3項目を選択。その投票結果をポイント化し、集計した。

その結果、「インターンシップ人気企業ランキング」では、「ニトリ」が4年連続で1位を獲得した。ニトリのインターンに参加した学生からは、「社員の雰囲気がよく、就活生に寄り添っている」「フィードバックをもらえる」「複数の部署の業務を体験できるプログラムがあり、様々な職種や仕事を体験できる点に満足している」といった好意的な声が寄せられており、人気の高さがうかがえた。

また、2位から4位までは、「楽天」(昨年4位→2位)、「ソニーグループ」(昨年14位→3位)、「資生堂」(昨年11位→4位)と、昨年から順位を上げている企業がそれぞれランクイン。業界別では上位20社のうち、「ソニーグループ」(3位)、「パナソニック」(7位)、「トヨタ自動」車(8位)、「アイリスオーヤマ」(13位)、「富士通」(14位)、「バンダイ」(17位)、「日立製作所」(20位)と電機/機械/材料の業界企業が7社と、最も多くランクインした。

  • インターンシップのプログラムで一番重視したいポイント

    インターンシップのプログラムで一番重視したいポイント

次に、「インターンシップのプログラムで何を一番重視したいですか?」と聞くと、前回と同様に「社内の雰囲気がわかる」(33.9%)、「職業体験ができる」(昨年25.9%→今年27.0%)、「採用に直結している」(昨年18.4%→今年19.0%)が上位に。学生が社内の雰囲気と実際の業務を体験できるインターンシップや、採用につながるインターンシップのニーズが引き続き高い傾向に。

また、55.9%の学生が、企業のSDGs推進の有無が入社志望度に「とても影響がある」(昨年14.7%→今年16.3%)、「少し影響がある」(昨年36.4%→今年39.6%)と回答。さらに、企業のDX推進が志望度に「とても影響がある」(昨年11.2%→今年18.8%)、「少し影響がある」(昨年36.1%→今年41.2%)と答えており、それぞれ昨年から増加傾向に。企業のSDGsやDXの推進が、学生の入社志望度に影響する傾向が高まっていることがわかった。