10月4日に全国で発売開始となったサントリーの「BAR Pomum(バー・ポームム)」。コンビニでの先行発売の段階から、「オシャレでかわいいデザイン」「アルコールの度数と味わいが選べる」などとSNSで話題になりました。そこで今回は、「BAR Pomum」のラインアップ全3種類を飲み比べてみました。
その日の気分に合わせて選べるお酒はまるでバー気分
夜をイメージした黒をベースに、果実のランプが光を灯すおしゃれなパッケージと、コンビニのお酒コーナーで一際目を引く「BAR Pomum」。本製品は、バーで楽しめるようなお酒らしさと果実のやさしい甘みによる心地よいおいしさを目指して作られたのだそうです。
ラインアップは、アルコール度数2%の「桃と紅茶」、4%の「レモンと蜂蜜」、6%の「カシスと葡萄」の3種類。その時の気分に合わせて、度数と味わいを選べることが特徴の、何もしない時間にぽーっとする心地良さを味わえるフルーツフレーバーのお酒となっています。
実際にどんな味わいなのか、商品の特徴とともに紹介します。
「BAR Pomum <桃と紅茶>」
桃果汁、桃浸漬酒、紅茶に隠し味のブランデーが入った桃と紅茶は、缶を開けた瞬間から、切り立ての桃が近くにあるような、本物の桃の香りが漂います。グラスに注いでみると、茶色く透き通った紅茶らしい色合いをしていました。
飲んでみると、香りで印象の強かった桃よりも先に、すっきりとした紅茶の味わいと炭酸による爽快感が口の中に広がります。熟した桃の甘みはありますが、缶を開けた時の桃の香りから想像した甘みよりも控えめで爽やかな印象です。後味のブランデーや鼻に抜ける桃の香りが心地よく、まるで大人なフルーツティーのような味わいでした。
アルコールが2%ということもあり、「本当にお酒…?」と思ってしまうほどの飲みやすさなので、ほんのりとお酒を味わいたい時にピッタリです。
「BAR Pomum<レモンと蜂蜜>」
ラムベースのレモンと蜂蜜は、レモンサワーのように透き通ったドリンクで、甘く華やかなハチミツとさっぱりとしたレモンの爽やかな香りがしました。
実際に飲んでみると香りほど甘みはなく、酸味も控えめな印象。レモンの渋味と蜂蜜のコクにラムが合わさり、奥行きのある味わいを堪能できます。レモンサワー好きな人はもちろん、いつもとは違うレモンサワーが飲みたい気分の時に、気持ちを満たしてくれそうです。
缶独特のアルコール臭さもなく飲みやすく、万人受けしそうな味わいのレモンと蜂蜜。最初の香りの印象から、後味のまでの味の変化が面白い、ゆっくりと深みを楽しめるカクテルでした。
「BAR Pomum<カシスと葡萄>」
カクテルの王道メニューとも言えるカシスと葡萄を組み合わせたワインベースで、6%と3種類の中で1番アルコール度数の高いドリンクです。開けてみるとカシスの香りが際立ち、味も濃厚そうなイメージでしたが、グラスに出してみると想像していたよりも淡く、カシスソーダのような色合いをしていました。
カシスと葡萄は、カシスの香りから始まり、本物の葡萄を食べているかのようなフレッシュさと渋味が感じられました。その後にはワインの余韻を感じつつ、カシスの香りが鼻から抜けていき、3種類の味わいが順に現れるのが面白い。
アルコール度数6%にも関わらず飲みやすく、3種類の中でも1番お酒らしい味わいを堪能することができました。
食事と一緒よりも、お酒を飲みながらゆったりとした時間を過ごす時にオススメの「BAR Pomum」。どのフレーバーも共通して、甘みが少なく、リアルな果実感と味の深みを感じることができるので、市販のものとは思えないクオリティでした。その日の気分に合わせて、1日の終わりや日々の忙しなさからチルアウトして気分転換したいときに取り入れると、何も考えない時間をより有意義に過ごせるかもしれません。