昨年(2021年)4月に発売し、大ヒットを飛ばした「アサヒスーパードライ 生ジョッキ缶」のラインナップに新たな商品が追加される。その名も「アサヒスーパードライ 生ジョッキ缶大生(だいなま)」だ。
485mlのロング缶となり、泡立ちも既発売の340ml缶と比較して2倍以上になったという。試飲する機会を得たので、本稿で紹介していこう。
昨年話題になった「生ジョッキ缶」とは?
「アサヒスーパードライ 生ジョッキ缶」は、フタを開けるときめ細かい泡が自然に発生する画期的な商品。340ml缶が発売された昨春には、想定を上回る注文が入り製造が追いつかず、販売が一時休止になったことも話題を呼んだ。
10月25日に発売される新商品の「アサヒスーパードライ 生ジョッキ缶大生」は、従来の「生ジョッキ缶」の特徴がさらに進化。冷やす温度によって泡立ち加減は異なるものの、泡立つ速度が2倍以上となり、飲み口全体が泡で覆われるまでの時間も大幅に短縮したという。
ちなみにアサヒビールでは、2022年3月にも生ジョッキ缶をリニューアルしている。缶胴資材の改善により開栓時の泡立ちを向上するなど、既存商品に磨きをかけてきた。その中味は、1987年の発売以降、36年目で初のフルリニューアルを行ったスーパードライ。「スーパードライ」の特長である“辛口”のコンセプトはそのままに、“キレのよさ”は維持しつつ“飲みごたえ”を向上させた「新スーパードライ」になったという。
そんな進化を重ねる「生ジョッキ缶」、俄然、新商品の「生ジョッキ缶大生」も気になるところ。飲食店のジョッキで飲む”樽生ビール”のような味わいは、どこまで進化したのだろうか。早速、試飲してみよう。
冷蔵庫をあけて手に取ると、485mlのずっしりとした重量感……なかなかだ。そしていざ、開栓。新商品の「生ジョッキ缶大生」の缶も既存の「生ジョッキ缶」と同じくフルオープンできる設計で、天面をガバっと一気に開けられる。
ちなみにアサヒビールによると、飲みごろの温度は4度~8度。温度が高いと泡が多めになり、10度以上だとふきこぼれる恐れがあるとのことなので注意しよう。
開封して間もなく、きめ細やかな白い泡がモコモコと膨らんできた。泡が膨らむ速度も速い速い! どんどん膨らみ、みるみる溢れそうに……おっと、真っ白い泡に見とれている場合じゃない! できたての泡がたっぷりあるうちにいただこう。
泡に口をつけると、クリーミーな口当たりとともに麦芽の良い香りが鼻に飛び込んできた。そのままグイっとひと口。非常に旨い。お店で味わう大ジョッキの美味しさにかなり近い。
最初のひと口を堪能して一息ついたら、あらためて缶の飲み口を見てみよう。「生ジョッキ缶」「生ジョッキ缶大生」ともに「ダブルセーフティー構造」により、とても滑らかに加工されている。
そして飲み口が広いため、市販のビールよりも麦芽の香りを強く感じられるようだ。ゴクゴクと喉を鳴らして豪快に飲めるのも爽快感が強い理由のひとつ。ほとんど生ジョッキで生ビールを飲む感覚に近く、こんなビールが家庭内で楽しめるのが本当に嬉しい。
「アサヒスーパードライ 生ジョッキ缶大生」はサイズが大きくなっただけでなく、泡持ちも良くなっており、かつ中味は非常に飲みやすかった。モニター調査では「ビールは苦手だったけど、これは飲みやすい」「泡が出てくるのが楽しい」といった声も聞かれているようだ。
2021年のヒット商品となった生ジョッキ缶に、また新たに「ワクワクする」新ラインナップが登場したのはビール党にとって朗報だ。ビールがさらに楽しくなりそうな「アサヒスーパードライ 生ジョッキ缶大生」、この機会にトライしてみてはいかがだろうか。