漫画家の久保ミツロウ、コラムニストの能町みね子、音楽クリエイターのヒャダインによるフジテレビのトークイベント『久保みねヒャダこじらせオンラインライブ#23』が24日に開催され、3人で東京近郊の新たな路線敷設を妄想した。

  • (左から)能町みね子、久保ミツロウ、ヒャダイン

「もしも山手線に“快速”ができたらどうなる?」というネットニュースの話題から、「そんなことより、新たな路線を作るほうがやりたい。億万長者になって、莫大な保証金でその辺の家を全部立ち退きできるようになったらと想像して」という能町。ホワイトボードに既存の主要路線を何も見ずに迷いなく書いていく姿に、「すごい」(ヒャダイン)、「絵描き歌みたい」(久保)と感心しきりだ。

久保のリクエストは「池袋から吉祥寺に通してください」。能町は「そうなの、この路線がないのよ」と強く同意したが、久保はさらに、「池袋から日暮里も通してほしい」と要望した。ヒャダインは「それは山手線で行ってください(笑)」と促すが、久保は「成田空港に少し早く行けるのと、『ちむどんどん』で皮付きの豚肉を探してたけど、絶対先に手に入れようと思って、やっと見つけたのが三河島だった」と主張し、それならば日暮里までと言わず三河島まで延伸して、ここに「三吉線」が誕生した。

三吉線は吉祥寺からさらなる延伸を見せ、長距離路線に。また、能町とヒャダインの希望路線も相互直通させることで結実したほか、新幹線の新たな停車駅設置や、不便な大ターミナル駅を破壊して作り直すことも提案し、完成形を見て、「良かった。めっちゃ便利になりました」(能町)、「住みよくなりましたね」(ヒャダイン)と一同ご満悦だった。

また、今回のライブの前に、フジテレビの港浩一社長が挨拶に来たことを報告。ヒャダインは「『一度終了したときに、この番組は絶対に続けるべきだから守れ、と木月(洋介プロデューサー)に言ったんです』と手を広げて言ってくれましたね」と明かしたが、久保が「あの時はっきり言えなかった…」と、あることを言えなかったことを反省。「言ってくださいよ~あの時」(ヒャダイン)、「ああいう時一番強く出れるのは久保さんなんだよ」(能町)と2人は少々残念な様子だった。

他にも、「2億4千万のものまねメドレーGP」で公共物になれたヒャダイン、久保に「目が覚めた瞬間から気になることって人生でなかった」と思わせてくれた『ちむどんどん』、『ハライチのターン!』のラジオクラウドをみんなに聴いてほしい能町…といった話題を展開。後半にはぼる塾が登場し、久保と田辺智加による新大久保ツアーの模様を上映した。

今回のライブの模様は、10月9日23時59分まで追っかけ再生が可能で、チケットは同日18時まで販売。そして、放送可能な部分のみ編集し、地上波フジテレビで10月21日(27:35~)に放送。後日、同局の動画配信サービス・FODで配信される。

次回のライブは、10月29日に有観客とオンライン配信で開催される。昼公演のゲストは鋭意調整中だが、夜公演は千葉雄大が登場し、「千葉ヒャダ旅 in 沖縄」の模様を上映。ヒャダインは「ちばどんどんしてきました」と予告している。

(C)フジテレビジョン