映画「死霊館」シリーズは、実在する超常現象研究家のウォーレン夫妻が主人公となり、彼らの恐怖体験を実話に基づき映像化した作品です。2022年現在までに全8作品が公開され、すべてがひとつの世界観で構築されています。

しかし、本シリーズは作品ごとに大きく時代が前後するため、見る順番に悩む人も多いのではないでしょうか。 今回は、映画「死霊館」シリーズ全8作品を見るのにおすすめの順番を、時系列とともに解説します。

映画「死霊館」シリーズ全8作品を見るのに適した順番は?

映画「死霊館」シリーズを見る順番としてもっともおすすめなのは、時系列に沿った順に視聴することです。

全8作品の中にはメインとなるストーリーのほかに、過去にさかのぼるスピンオフストーリーが存在しています。そのため古い時代から順に鑑賞することで、登場人物の過去や呪いのルーツがわかりやすく、より楽しむことができるでしょう。

しかし、シリーズ作品はもともと公開された順番に視聴されることを想定して作られているため、公開順に見ても「ストーリーがわからなくなった……」といったことはありません。

まずは、映画「死霊館」シリーズ全8作品を公開順で見ていきましょう。

【公開順】

  • 1.『死霊館』 (2013年)
  • 2.『アナベル 死霊館の人形』 (2014年)
  • 3.『死霊館 エンフィールド事件』 (2016年)
  • 4.『アナベル 死霊人形の誕生』 (2017年)
  • 5.『死霊館のシスター』 (2018年)
  • 6.『ラ・ヨローナ 〜泣く女〜』 (2019年)
  • 7.『アナベル 死霊博物館』 (2019年)
  • 8.『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』 (2021年)

「死霊館」シリーズは、ウォーレン夫妻に焦点を当てた“死霊館編”、アナベル人形のルーツに迫る“アナベル編”、悪魔のシスターを描いた“シスター編”の3つで構成されています。

そして、そのスピンオフとして独立した物語もあり、各シリーズ作品は少し複雑な順番になっています。

映画「死霊館」シリーズは時系列で見るのがおすすめ!

次に、映画「死霊館」シリーズを時系列順に並べてみました。

【時系列順】

  • (1)『死霊館のシスター』 (2018年)
  • (2)『アナベル 死霊人形の誕生』 (2017年)
  • (3)『アナベル 死霊館の人形』 (2014年)
  • (4)『死霊館』 (2013年)
  • (5)『アナベル 死霊博物館』 (2019年)
  • (6)『ラ・ヨローナ 〜泣く女〜』 (2019年)
  • (7)『死霊館 エンフィールド事件』 (2016年)
  • (8)『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』 (2021年)

設定としては1952年を舞台とする『死霊館のシスター』(2018年)が一番古く、1981年を舞台とする『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』(2021年)が、もっとも新しい時代が描かれています。

そのため、シリーズ初心者は先ほど紹介した時系列の順番で視聴することで、一連の流れをつかみやすくなるでしょう。

そもそも映画「死霊館」シリーズとは?

映画「死霊館」シリーズは、「死霊館ユニバース」としても知られており、次々と続編が発表されている人気シリーズです。「死霊館」の読み方は「しりょうかん」です。

映画化するにあたって多少の脚色は否めないでしょうが、大きな軸としてウォーレン夫妻の証言・証拠写真・音声をもとに、実話に基づいて制作されています。撮影期間中も、不可解な出来事が相次いだとも言われます。

「死霊館ユニバース」誕生のきっかけ

ここでいう「ユニバース」とは映画プロジェクトの総称で、複数の作家が世界観を共有して作り上げたひとつのシリーズを意味します。

「死霊館ユニバース」誕生のきっかけは、プロデューサーのトニー・デローザ=グランド。彼はエド&ロレイン・ウォーレン夫妻の物語を映画化したいと思い立ち、20年以上にわたり企画をあたためてきました。

1作目で監督を務めたジェームズ・ワンは、もともと不気味な人形にひかれることがあり、実在する呪いの人形アナベルをきっかけにウォーレン夫妻にも興味を持つようになったとコメントしています。

「死霊館」シリーズに登場するウォーレン夫妻とは?

映画に登場するウォーレン夫妻は実在する心霊研究家の夫妻です。彼らは心霊現象の調査を行う専門家で、自宅の一部ではいわく付きの品を引き取って厳重に保管していました。

悩める多くの人々を救ったウォーレン夫妻でしたが、2006年に夫エドが、そして2019年に妻ロレインが亡くなっています。

「死霊館」シリーズのアナベル人形は実在する?

「死霊館」シリーズの中でも特に有名で印象的なアナベル人形も実際に存在しています。劇中では恐ろしい形相のアンティークドールとして登場しますが、実物はもっとかわいらしく、「ラガディ・アン・ストーリーズ」という絵本のキャラクター「ラガディ・アン」の姿をしています。

ウォーレン夫妻が亡くなった今も彼らの自宅であった場所で保管され、定期的なお祓いが行われているとのことです。

映画「死霊館」シリーズ全8作品を時系列順に紹介

ここからは、映画「死霊館」シリーズの各作品のあらすじ・キャストを時系列順に紹介します。

(1)『死霊館のシスター』(2018年)の舞台設定・あらすじ・キャスト

舞台設定

「死霊館」シリーズのはじまりとなる物語です。1952年というシリーズでもっとも古い時代を舞台に、ルーマニアのとある修道院にてシスターや神父たちを襲う恐ろしい出来事が描かれています。この物語が(7)『死霊館 エンフィールド事件』(2016年)へとつながるため、まずおさえておきたい作品です。

あらすじ

ルーマニアの静かな修道院で起きた、シスターの自殺という大きな事件。バチカンはこれを受けて、バーク神父とシスター・アイリーンをルーマニアに派遣する。調査を進めるうち、一見何の問題もないと思われた修道院に、数多くの謎が浮かび上がってくる。そしてついに2人は、この事件にひそむ恐ろしい存在にたどり着く……。

キャスト

出演/タイッサ・ファーミガ、デミアン・ビチル、シャーロット・ホープ
監督/コリン・ハーディ
日本公開年/2018年

ユーザーコメント

・「とても恐ろしく、ドキドキが止まらなかった」(57歳男性)
・「映画館で声を出てしまうくらい怖かった」(38歳男性)
・「一番ハラハラドキドキした」(46歳男性)

(2)『アナベル 死霊人形の誕生』(2017年)の舞台設定・あらすじ・キャスト

舞台設定

世界を恐怖へといざなった、呪いの人形アナベルが誕生するまでの物語です。アナベル人形のルーツが明らかになるこの作品では、幼い愛娘を事故で亡くした夫婦の12年後、1950年代後半が主な舞台となっています。こちらは(3)『アナベル 死霊館の人形』(2014年)へとつながる、シリーズのスピンオフ作品です。

あらすじ

12年前に娘を交通事故で亡くした、人形職人の男とその妻。夫婦はジャニスら身寄りのない6人の少女たちと、付き添いのシスターを迎え入れる。ところが少女らの周りで次々と不気味な現象が起こり、不穏な空気が漂うように。そんななか、ジャニスは立ち入り禁止の部屋で白いドレスの人形を見つけてしまう……。

キャスト

出演/ステファニー・シグマン、タリタ・ベイトマン、ルル・ウィルソン
監督/デビッド・F・サンドバーグ
日本公開年/2017年

ユーザーコメント

・「不気味かつスリルのある映画で、映画館の暗さも加わりハラハラさせてくれます」(34歳男性)
・「とてもいい出来で恐ろしかった」(53歳男性)
・「また見てみたい内容だった」(47歳男性)
・「ストーリーがおもしろかったから」(34歳男性)

(3)『アナベル 死霊館の人形』(2014年)の舞台設定・あらすじ・キャスト

舞台設定

本作は、呪われたアナベル人形が心霊研究家のウォーレン夫妻の手に渡るまでを描いた物語です。舞台は1960年代末期のアメリカ、とある若夫婦がある人形を手にしたことから事件が始まります。次章で紹介するメインストーリーへとつながる、呪われた“アナベル人形”の物語を描くスピンオフ作品です。

あらすじ

ジョンは人形収集家で妊娠中のミアへ、アンティーク人形をプレゼントした。その夜、カルト信者の奇襲によってミアは腹部を刺されてしまう。犯人の女の名はアナベル……。彼女はミアのアンティーク人形を抱いて自殺。幸いにもミアと子どもは助かるが、ミアの周りでは不気味な出来事が続き……。

キャスト

出演/アナベル・ウォーリス、ウォード・ホートン、トニー・アメンドーラ
監督/ジョン・R・レオネッティ
日本公開年/2015年

ユーザーコメント

・「この映画シリーズは一作目がとても印象的でインパクトがありましたが、アナベルが出てきたこの作品は人形の持つ怖さを絶妙に表現していたので、本当に怖かったです」(62歳男性)
・「迫力があり、とても好きです」(34歳女性)
・「何度も再放送されていて、怖いのに夏になると繰り返し見てしまう作品」(53歳女性)
・「一番怖い印象を受けた」(41歳男性)

(4)『死霊館』(2013年)の舞台設定・あらすじ・キャスト

舞台設定

(3)『アナベル 死霊館の人形』(2014年)の直後から物語が始まり、ここから心霊研究家のウォーレン夫妻が登場します。夫妻が実際に体験したなかでももっとも邪悪で恐ろしい事件だという、1971年の“ペロン家事件”が描かれます。「死霊館」シリーズの記念すべき第1作となった作品です。

あらすじ

1971年のアメリカ・ロードアイランド。大自然の中にたたずむ一軒家を購入したペロン一家は、入居の直後からおかしな現象に悩まされるようになる。すがる思いで一家は心霊研究家ウォーレン夫妻の元を訪れた。調査の結果、驚愕の事実が判明。それは、過去にこの家に住んでいた人物……魔女バスシーバの存在だった。

キャスト

出演/ベラ・ファーミガ、パトリック・ウィルソン、ロン・リビングストン
監督/ジェームズ・ワン
日本公開年/2013年

ユーザーコメント

・「実話に基づいているというのが恐怖心を誘い、恐怖映画としては秀作と思う」(59歳男性)
・「ホラーは苦手なので友人と見たが、とにかく怖かった。一人ではもう見ない」(49歳女性)
・「シリーズ最初の作品が一番怖くて、眠れなかったですね」(39歳男性)
・「この映画を見てすごい衝撃を受けファンになった。それ以降のシリーズを見るきっかけにもなったから」(46歳女性)

(5)『アナベル 死霊博物館』(2019年)の舞台設定・あらすじ・キャスト

舞台設定

1972年の設定で、ウォーレン夫妻の一人娘ジュディら少女3人の留守番中に起こる怪奇現象が描かれています。“アナベル版ナイトミュージアム”とも言われており、シリーズのなかでもエンタメ性の強い作品。今作はほかのストーリーがつながることはなく、単体で楽しめる構造になっています。もしも1作品だけ鑑賞するのであればこちらがおすすめです。

あらすじ

心霊研究家として名高いウォーレン夫妻の娘ジュディ。ある晩、両親が出かけてジュディが留守番することとなり、シッターとして上級生のメアリーがやってくる。なぜかメアリーの友人であるダニエラも参加して少女3人だけで夜を過ごすことになるが、ダニエラはルールを破って数々のいわく付き品が封印されている夫妻の博物館へ侵入。なんとアナベル人形が封印されている扉を開けてしまうのだった……。

キャスト

出演/マッケナ・グレイス、マディソン・アイズマン、ケイティ・サリフ
監督/ゲイリー・ドーベルマン
日本公開年/2019年

ユーザーコメント

・「ゾッとしすぎて怖かったのを覚えているから」(32歳男性)
・「この作品が背景や人物の深掘りが一番できていると思うので」(58歳男性)
・「とても印象に残っているから」(63歳男性)
・「アナベルが見たかったから」(61歳男性)

(6)『ラ・ヨローナ 〜泣く女〜』(2019年)の舞台設定・あらすじ・キャスト

舞台設定

メキシコで実際に語り継がれている怪談話“ラ・ヨローナ”をテーマにした本作。舞台は1973年で、「死霊館」シリーズのストーリーとのリンクはなく独立した作品です。しかし(3)『アナベル 死霊館の人形』(2014年)で登場したペレズ神父が再登場し、神父の回想シーンで一瞬アナベル人形がうつる場面があることから、同じ時間軸での話だと解釈できます。

あらすじ

昔々、愛する夫に浮気をされた女ヨローナは、復讐のためにと息子たちを川で溺死させた後、自分も入水自殺する。それからというもの、水辺で彼女の泣き声を聞いた子どもは、どこかへさらわれていくという……。そんな悲しくも恐ろしい怪談話に登場するヨローナの呪いが、ロサンゼルスでソーシャルワーカーをしているアンナの子どもたちへと忍び寄る。

キャスト

出演/リンダ・カーデリーニ、レイモンド・クルツ、パトリシア・ベラスケス
監督/マイケル・チャベス
日本公開年/2019年

ユーザーコメント

・「今までのシリーズの中で一番スケールが大きくて、何回見てもハマってしまうほど好きな作品」(33歳女性)
・「このシリーズは好きですね。なんとなく見ましたが思い出したくないかな。夢に出てくるので」(27歳男性)
・「直接な恐怖表現ではなく、心理的な描写に重点を置いている点が新鮮な感覚」(51歳男性)
・「とても印象に残る内容だった」(52歳男性)

(7)『死霊館 エンフィールド事件』(2016年)の舞台設定・あらすじ・キャスト

舞台設定

1977年のイギリス・ロンドンを舞台に、心霊研究家ウォーレン夫妻が実際に体験した“エンフィールド事件”が描かれています。史上もっとも長い期間ポルターガイスト現象が続いたことで知られるこの事件ですが、今作で全貌が明らかになりました。(1)『死霊館のシスター』(2018年)の悪魔のシスターが再登場するため、こちらを視聴してから本作を見ることをおすすめします。

あらすじ

ロンドン在住のシングルマザー・ペギーと4人の子どもたちは心霊現象に悩まされていた。ペギーはウォーレン夫妻へ救いを求め、2人は、日夜止まることのないポルターガイスト現象の調査を開始する。しかしその一家の元に住み着いていたのは、想像をはるかに超えた凶悪な何か……。今も語り継がれる恐ろしい事件の全貌が明らかになる。

キャスト

出演/ベラ・ファーミガ、パトリック・ウィルソン、フランシス・オコナー
監督/ジェームズ・ワン
日本公開年/2016年

ユーザーコメント

・「この事件は怖かったです。先が想像できません」(56歳男性)
・「実際の事件をモチーフにしていたということもあって、リアリティもあり、ストーリー自体もよかったから」(42歳男性)
・「すごく怖くて、おもしろい」(47歳女性)

(8)『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』(2021年)の舞台設定・あらすじ・キャスト

舞台設定

(7)『死霊館 エンフィールド事件』(2016年)から4年後……。1981年のアメリカを舞台に、悪魔に取りつかれた少年が起こした殺人による“アルネ・シャイアン・ジョンソン裁判”という実話を基に、事件の全貌を描いた作品。「死霊館」シリーズのメインストーリーとしては3作目となり、現在発表されている作品の中ではもっとも新しいエピソードです。

あらすじ

19歳の少年が、下宿先の家主を殺害。残忍な犯行で、22カ所の刺し傷があった。やがて裁判がはじまるが、少年は「悪魔に取りつかれていたせい」だとして無罪を主張。警察から依頼を受けたウォーレン夫妻はこの事件の全貌を明かそうと捜査を進めるが、邪悪な正体によって極限まで追い詰められてしまう……。

キャスト

出演/パトリック・ウィルソン、ベラ・ファーミガ、ルアイリ・オコナー
監督/マイケル・チャベス
日本公開年/2021年

ユーザーコメント

・「2013年のシリーズ最初の作品を見て、怖かったので、その後の作品は見ていなかったのですが、年数がたってまた最新作に興味が沸いたので見てみたら、やはり怖くて見なきゃよかったと少し思ってしまったから」(53歳女性)
・「最新作だけあって迫力ある映像が圧巻だった」(38歳男性)
・「このシリーズの中でも、特に最新のこの作品はリアルさが増していて、一番恐怖を感じたから」(50歳女性)
・「もう一度見てみたいと思う作品です」(36歳男性)

映画「死霊館」シリーズは時系列で見るのがおすすめ!

本記事では、映画「死霊館」シリーズの全8作品を時系列順に紹介しました。

実話をもとにした登場人物や心霊現象を描いている「死霊館」シリーズには、呪いの人形アナベルや悪魔のシスターなど、目にすると忘れることができないトラウマ級の悪霊たちが登場します。一体どこまでが真実なのか……。モデルとなったウォーレン夫妻が亡くなってしまった今では、真偽は確認できません。

まだ見たことのない人はぜひこの機会に映画「死霊館」シリーズを見てみてください。あなたも、ウォーレン夫妻が体験した忌まわしい出来事の目撃者になってみませんか?

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調査時期:2022年8月26日
調査対象:マイナビニュース会員
調査数:男女合計505人(男性:380人、女性:125人)
調査方法:インターネットログイン式アンケート