本当に怖いと評判の韓国のホラー&サスペンス映画。AmazonプライムNetflixでも人気です。J-ホラーとはまたひと味違う“哭”や“恨”のこもったその作品は、背筋が凍るような恐怖や情念がたっぷり。

本記事では、携帯電話や箪笥、病院など日常に潜む恐怖を描かせたら右に出るものはない韓国ホラー&サスペンス映画の名作をランキングで紹介します。

  • 韓国のホラー&サスペンス映画のおすすめ作品を一挙公開

    韓国のホラー映画のおすすめ作品を一挙公開

韓国おすすめホラー&サスペンス映画ランキング

マイナビニュース男女会員504人に、韓国映画に関するアンケートを実施。数ある作品のなかから、「最もよかったホラー&サスペンス作品」を聞いてみたところ、ランキングはこのような結果になりました。

1位『パラサイト 半地下の家族』(2019年公開/29.7%)
2位『コックリさん』(2004年公開/10.3%)
3位『新感染 ファイナル・エクスプレス』(2016年公開/8.6%)
4位『グエムル -漢江の怪物-』(2006年公開/6.5%)
5位『ボイス』(2002年公開/6.5%)
6位『箪笥』(2003公開/4.3%)
7位『母なる証明』(2009年公開/3.9%)
8位『親切なクムジャさん』(2005年公開/3.0%)
8位『殺人の追憶』(2003年公開/3.0%)
10位『黄泉がえる復讐』(2017年公開/2.6%)
10位『オールド・ボーイ』(2004年公開/2.6%)
12位『殺人の告白』(2012年公開/1.7%)
12位『犯罪の女王』(2016年公開/1.7%)
12位『模倣霊』(2017年公開/1.7%)
15位『華麗なるリベンジ』(2016年公開/1.3%)
16位『哭声/コクソン』(2016年公開/0.9%)
16位『殺人漫画』(2013年公開/0.9%)
18位『お嬢さん』(2016年公開/0.4%)
18位『LUCK-KEY/ラッキー』(2016年公開/0.4%)
18位『コンジアム』(2018年公開/0.4%)

本当に怖い! 韓国のホラー&サスペンス映画のキャストとあらすじ

ここからは、これらの作品を選んだ理由を作品ごとに紹介していきます。

1位『パラサイト 半地下の家族』【家族】【サスペンス】

“半地下住宅”に暮らす貧しい4人家族のキム一家は、ある出来事をきっかけに裕福なパク家に取り入っていく。出会うはずのない家族が出会うことで起こる、恨み、ねたみや殺人をブラックユーモアたっぷりに描いたポン・ジュノ監督作。アカデミー賞作品賞やカンヌ国際映画祭パルムドールを受賞し、国際的にも韓国サスペンスの質の高さを知らしめた一作。

出演/ソン・ガンホ、チャン・ヘジン、チェ・ウシク、イ・ソンギュン、パク・ソダム
監督/ポン・ジュノ
公開年/2019年

・「いろいろと予想外の展開で楽しめた」(43歳男性)
・「洋画より韓国映画の方が邦画に近くて、怖さを感じた」(41歳女性)
・「場所の設定に哲学的な印象を受けました」(51歳男性)
・「内容的に考えるところがあった」(67歳男性)
・「飽きさせない、よくできたストーリーだと思う」(50歳女性)
・「日本のホラ-映画とはとらえる視点が少し違っていたので、斬新な感覚で見られました」(50歳男性)
・「ストーリーに引き込まれ最後に意外性がありおもしろかった」(44歳男性)
・「韓国の社会の闇を垣間見られたのでおもしろかった」(61歳男性)
・「パラサイトは地下の薄暗いところでほとんどの映像が成り立っていますが、内容もおもしろく役者も名優なので印象的な映画ですね」(49歳男性)
・「伏線の張り方や暗に示している事実との関連を知るとよりおもしろい」(43歳男性)
「予想だにしないラストの展開だったので非常におもしろかった。猟奇的な父親の顔が今でも鮮明に覚えている」(42歳男性)

2位『コックリさん』【ホラー】【サスペンス】

いじめられている転校生・ユジンは、友人と夜の教室で“コックリさん”を行う。それはいじめっ子に対して呪いをかけるために行われた、少女たちの単なる遊びに過ぎないはずだった。しかし翌日いじめっ子の死体が発見されて以来、次々に周囲の人間が不可解な死をとげていく。ユジンは事の重大さに戦慄するが……。『ボイス』のアン・ビョンギ監督による、じわじわと襲い来る恐怖を描いたホラー作品。

出演/イ・セウン、キム・ギュリ、イ・ユリ、チェ・ソンミン
監督/アン・ビョンギ
公開年/2004年

・「文句なしに一番怖かった映画です。何が起こるかわからない感じが恐怖でした」(53歳男性)
・「韓国のホラー映画がこんなにおもしろいと初めて知った映画だったから」(60歳男性)
・「森の中の女子高で渦巻く呪いの恐怖を、おどろおどろしいシヨック描写の連続で描き出している韓流ホラーの作品です」(62歳男性)
・「韓国女優のきれいな顔立ちとのギャップがすごい」(70歳男性)

3位『新感染 ファイナル・エクスプレス』【ゾンビ】【パニック】

時速300kmを超えるスピードで走行する高速鉄道の車内で謎の感染爆発が発生。凶暴化する感染者が増えるなか、出産間近な妻と夫、高校生の恋人同士、父と幼い娘は無事に終着駅にたどりつけるのか? 日本でも大ヒットしたゾンビ・ホラー。2020年には続編の『新感染半島 ファイナル・ステージ』も公開された。

出演/コン・ユ、チョン・ユミ、マ・ドンソク、キム・スアン、チェ・ウシク
監督/ヨン・サンホ
公開年/2016年

・「ゾンビ描写が新鮮でよかった」(44歳男性)
・「列車内でゾンビに襲われる話でハラハラドキドキして楽しめた」(58歳女性)
・「ホラーいっぱいで親子愛や他人との関わりなどが盛りだくさんでおもしろかった」(55歳女性)
・「日本映画よりおもしろいと思う」(58歳男性)
・「韓国のゾンビ映画だったので、さほど期待してなかったけど、見たら想像以上におもしろく何度も見てしまう娯楽大作だったから。次作もおもしろく、また次のも見たいから」(46歳男性)

4位『グエムル -漢江の怪物-』【パニック】【アクション】

ソウルの中心を流れる川・漢江(ハンガン)で謎の怪物が発見され、人々が次々に襲われる。周囲に悲鳴がとどろくなか、河川敷で売店を営むカンドゥの娘もまた怪物によって連れ去られてしまう。この怪物と接触した者はウイルス感染の恐れがあると言われ、カンドゥたち家族は隔離されることに。絶望的状況のなか、カンドゥは娘救出のために立ち上がる……! 韓国で大ヒットを記録した、モンスターパニック・ムービー。

出演/ソン・ガンホ、ペ・ドゥナ、ピョン・ヒボン、パク・ヘイル
監督/ポン・ジュノ
公開年/2006年

・「迫力があり、とても好きです」(34歳女性)
・「韓国映画の特撮技術が予想以上でおもしろかった。ストーリーもわかりやすくてよかった」(54歳男性)
・「韓国の時代背景がわかり、興味深かった」(65歳男性)

5位『ボイス』【ホラー】【携帯電話】

携帯電話をテーマにしたホラー映画。携帯電話の番号を変えた主人公は、以前にその番号を使っていた人が謎の死を遂げていたことを知る。自分の娘もその電話に出てからおかしくなってしまい……。『友引忌(ともびき)』などのホラー映画でヒットを飛ばすアン・ビョンギ監督作。

出演/ハ・ジウォン、キム・ユミ、チェ・ウジェ、チェ・ジヨン、ウン・ソウ
監督/アン・ビョンギ
公開年/2002年

・「初めて見た韓国のホラー映画。それまで韓国映画は敬遠していたが、これを見て、内容の濃さ・ストーリー展開のおもしろさを感じた」(51歳男性)
・「韓国ホラーで唯一見た映画だから」(48歳女性)
・「とにかく怖いです」(45歳男性)
・「全体的におもしろかった」(61歳女性)
・「意外性がありおもしろかった」(70歳男性)
・「ストーリーがいい」(34歳女性)

6位『箪笥』【ホラー】【家族】

長い入院生活を終えた姉妹は、父と継母の暮らす家へとやってきた。しかし夢の中に血だらけの実母が現れた日から、家中でポルターガイストが起こり始め、継母と姉妹は衝突していく。そして何かをひた隠しにする父……。この家に眠る、姉妹の知らない恐ろしい秘密とは? 2009年にはハリウッドでリメイクされ、『The Uninvited』というタイトルで公開された。

出演/イム・スジョン、ムン・グニョン、ヨム・ジョンア、キム・ガプス
監督/キム・ジウン
公開年/2003年

・「ものすごく怖くて、ストーリーもしっかりしていたので見入りました」(39歳男性)
・「日本ものとは違う、陰陰滅滅感がよかった。ホラーは韓国ものがおもしろい」(52歳男性)
・「初めて見た韓国ホラーなので印象に残っている」(66歳男性)
・「音響効果がよかったから」(44歳男性)

7位『母なる証明』【家族】【サスペンス】

記憶力が弱いトジュンは漢方薬店を営む母と2人で暮らしていた。ある日、町で凄惨な女子高生殺人事件が発生し、トジュンは殺人容疑で逮捕されてしまう。母は息子の無実を信じ、自らの手で事件を解決しようと奔走する……。韓国らしい濃密な母と親子の関係性が、殺人事件を通じてあきらかになっていくサスペンス。無償の母の愛が、どこか恐ろしさを感じさせる。

出演/キム・ヘジャ、ウォンビン、チン・グ、ユン・ジェムン、チョン・ミソン
監督/ポン・ジュノ
公開年/2009年

・「サスペンス&ホラーだけど母親の息子への愛で感動したし涙した。母親役の演技力がすごかった」(45歳女性)
・「緊迫感があってとてもよかった」(49歳男性)
・「ホラー映画は好きなのでよく見ますが、この作品が一番怖かった。そのシーンが記憶から消えないほど」(46歳女性)

8位『親切なクムジャさん』【復讐】【サスペンス】

子どもを人質に取られ、無実の罪を認めて刑務所に服役するクムジャ。彼女は誰にでもやさしく接することから「親切なクムジャさん」と呼ばれていた。しかし、刑期を終えた彼女は、自分を陥れた真犯人への復讐の準備を進めていく……。パク・チャヌク監督による『復讐者に憐れみを』、『オールド・ボーイ』に続く復讐三部作の完結編。

出演/イ・ヨンエ、チェ・ミンシク、クォン・イェヨン、オ・ダルス
監督/パク・チャヌク
公開年/2005年

・「主演女優がよかった」(58歳男性)
・「日本の映画にない情念を感じた」(50歳男性)
・「なんか精神的に怖かった」(48歳男性)
・「すごく怖かったです」(36歳男性)
・「コレぞサスペンス&ホラーっという作品でした。めっちゃ怖かったです」(40歳男性)
・「それまであまり韓国ホラーは見ていなかったけど、すごく興味をひかれました」(54歳男性)

8位『殺人の追憶』【殺人】【サスペンス】

ソウル近郊の村で起きた連続殺人事件。被害者は全員若い女性で、同じ手口での犯行だった。地元刑事トゥマンとソウル市警のテユンはタッグを組み捜査を進め、ついに容疑者の男を追い詰めるが……。1980年代後半に韓国で実際に起きた事件を、『パラサイト 半地下の家族』でアカデミー賞を獲得したポン・ジュノ監督と主演のソン・ガンホのタッグで描いたサスペンス。

出演/ソン・ガンホ、キム・サンギョン、パク・ヘイル、キム・レハ
監督/ポン・ジュノ
公開年/2003年

・「この作品、めちゃくちゃ怖かったです」(45歳男性)
・「ストーリーが怖くて、目をふさいだ」(75歳男性)
・「おもしろい。アンケートに答えていたら、また観たくなった」(46歳男性)

10位『黄泉がえる復讐』【サスペンス】【復讐】

世界中で何者かに命を奪われた人間が復活し、犯人に報復するという驚くべき現象が多発。かつて強盗に殺された検事のジンホンの母親も“犠牲復活者”として復活し、ジンホンに襲い掛かってくる。ジンホンは母を殺した疑いを掛けられるが……。復讐のために復活した死者と、母の死の謎を追う検事の姿を描くサスペンス。

出演/キム・レウォン、キム・ヘスク、ソン・ドンイル、チャン・ヨンナム、チョン・ヘジン
監督/クァク・キョンテク
公開年/2017年

・「度重なる交通事故などドタバタのストーリー」(43歳男性)
・「ストーリーがおもしろくてさらに怖い」(38歳男性)
・「怖くて震えた」(38歳女性)
・「臨場感がありますからね!」(49歳男性)

10位『オールド・ボーイ』【復讐】【犯罪】

15年という長い間、何者かの手によって拉致監禁されたオ・デス。ある日、突如として開放された彼は、犯人を捜しまわるうちに謎の男ウジンと出会う。5日間で監禁された理由を探すよう持ち掛けるウジンと、賭けに乗るオ・デス。こうして2人の男による“復讐”という名のデスゲームが始まる……。作・土屋ガロン、画・嶺岸信明による日本のコミックスを原作に、鬼才パク・チャヌクが監督を務めた。2013年にはスパイク・リー監督の手でハリウッド・リメイクもされている。

出演/チェ・ミンシク、カン・ヘジュン、ユ・ジテ、チ・デハン
監督/パク・チャヌク
公開年/2003年

・「韓国映画で初めて見たのが『オールド・ボーイ』。なかなか見応えのある映画だった」(74歳男性)
・「ストーリーが壮大で巧妙」(42歳女性)
・「とてもアクティブな感じでした」(43歳男性)

12位『殺人の告白』【サスペンス】【アクション】

10人もの女性が犠牲となった連続殺人事件。未解決のまま15年の時が過ぎ、時効を迎えた。しかし時効成立後、ある男が「私が殺人犯です」と名乗り出る。事件の全容を記した衝撃的な内容の本の出版と美しいルックスで、彼は一躍スターになるが……。2017年には藤原竜也主演で『22年目の告白-私が殺人犯です-』というタイトルにて日本でもリメイクされたサスペンス。

出演/パク・シフ、チョン・ジェヨン、キム・ヨンエ、チョ・ウンジ
監督/チョン・ビョンギル
公開年/2012年

・「一番怖くて楽しめたから」(48歳男性)
・「よくできていたから」(44歳男性)
・「最後の展開が意外でハラハラした」(37歳男性)
・「おもしろいです」(24歳女性)
・「怖かった。見入ってしまうおもしろさもあった」(48歳男性)

12位『犯罪の女王』【サスペンス】【犯罪】

息子の下宿先の高額な水道料金に納得がいかない母親が、その原因を探るべく下宿先にかけつける。謎を探るうち、下宿先で起きた恐ろしい事件にたどりつく。韓国らしい、母親による息子への濃密な愛情が事件の真相を暴いていく。

出演/パク・チヨン、チョ・ボクレ、ホ・ジョンド、イ・ソム
監督/イ・ヨソプ
公開年/2016年

・「独特の視点、切り口」(71歳男性)
・「とても怖さはありますが、おもしろいなと思いました」(33歳女性)

12位『模倣霊』【ホラー】【家族】

夫と娘のジュニとともに山村へ移り住んだヒヨン。ある日、娘と同じジュニという名の少女と山の中で出会う。娘を真似た言動を繰り返す少女に徐々に違和感を募らせていくが……。韓国で有名な怪談“長山虎(チャンサンボム)”を題材に、とある地域で巻き起こる連続失踪事件を描いた作品となっている。

出演/ヨム・ジョンア、パク・ヒョックォン、シン・リナ、イ・ジュンヒョク
監督/ホ・ジョン
公開年/2017年

・「とっても斬新でおもしろかった」(57歳男性)
・「怖くて、とてもおもしろくて好きです」(41歳男性)
・「おもしろくてスリルがあったから」(49歳男性)

15位『華麗なるリベンジ』【犯罪】【サスペンス】

仲間の裏切りにより、身に覚えのない殺人容疑で服役することになった熱血検事と、前科9犯のプロ詐欺師がタッグを組み、2人で刑務所の中から“華麗なる復讐”を遂げていく。

出演/ファン・ジョンミン、カン・ドンウォン、イ・ソンミン、パク・ソンウン
監督/ イ・イルヒョン
公開年/2016年

・「日本的な強さと違う強さを感じた」(31歳男性)

16位『哭声/コクソン』【ホラー】【殺人】

韓国の平和な田舎村に突然訪れた謎の日本人。彼に関する謎めいたうわさが広がるにつれ、村では自分の家族を残虐に殺すという凶悪事件が続出するようになる。韓国の閉ざされた山間部で起こる不思議な現象や、正体不明の男へ地元民たちが抱く疑心暗鬼を描いたホラー。日本の俳優・國村隼が怪演を見せている。

出演/クァク・ドウォン、ファン・ジョンミン、國村隼、チョン・ウヒ
監督/ナ・ホンジン
公開年/2016年

・「日本人が出演していて興味深く思いました」(57歳男性)
・「キャストもよかった」(52歳男性)
・「とてもおもしろかった」(41歳男性)
・「かなり怖かった」(56歳男性)

16位『殺人漫画』【殺人】【サスペンス】

韓国でブームとなっているウェブ漫画サイトの編集長の惨殺遺体が発見される。その後も次々と殺人事件が起こるが、被害者に共通する手がかりは、漫画家ジユンの作品を読んでおり、作中の内容に沿った死に方をしているということだった……。漫画家のジユンを演じたイ・シヨンによる迫真の演技と、実写とアニメを織り交ぜた映像にも注目のホラー・サスペンス。

出演/イ・シヨン、オム・ギジュン、ヒョヌ
監督/キム・ヨンギュン
公開年/2013年

・「怖くておもしろいから」(26歳男性)

18位『お嬢さん』【サスペンス】【エロス】

舞台は日本統治下の1939年の朝鮮半島。莫大な財産を持つ華族のお嬢さんと、その財産を狙う詐欺師、詐欺師の手先としてその家に派遣されたメイドの少女の行く末は……。華族の財産を狙う詐欺師のたくらみとお嬢さんの秘密をエロティックに描いたパク・チャヌク監督作。サラ・ウォーターズの小説「荊の城」が原案となっている。

出演/キム・ミニ、キム・テリ、ハ・ジョンウ、チョ・ジヌン
監督/パク・チャヌク
公開年/2016年

・「原作に興味を持って観てみた」(57歳女性)
・「楽しかった」(44歳男性)
・「サスペンスのお約束が少なかったから」(55歳男性)

18位『LUCK-KEY/ラッキー』【犯罪】【ミステリー】

内田けんじ監督の日本映画『鍵泥棒のメソッド』をリメイクした韓国版。銭湯で転んで記憶喪失となった殺し屋と、彼になりすました売れない役者が巻き起こす騒動を描く。

出演/ユ・ヘジン、イ・ジュン、チョ・ユニ、イム・ジヨン
監督/イ・ゲビョク
公開年/2016年

・「夫と一緒に観た映画です。怖かったですね」(40歳女性)
・「おもしろかった」(52歳女性)
・「日本の作品はつまらない。ハマった」(51歳男性)

18位『コンジアム』【ホラー】【パニック】

人気YouTubeチャンネルが企画した、一般参加者による心霊スポット探索動画。深夜0時に始まったこの配信で、カメラが捉えるのは参加者たちを次々と襲う不思議な現象。これはすべて、制作側の演出のはず。しかし、そこには予想を超えた本当の恐怖が待ち受けていた……。世界7大心霊スポットに選ばれた、実在する“コンジアム精神病院”を舞台に、POV方式で動画配信者たちが体験する怪奇現象を描く。

出演/イ・スンウク、ウィ・ハジュン、パク・チヒョン、パク・ソンフン
監督/チョン・ボムシク
公開年/2018年

・「ホラー作品の中でも好きな作品だからです」(57歳男性)

韓国のホラー映画の特徴

韓国ホラーには、ジメジメした路地の奥、日の当たらない地下室、近隣に暮らす得体の知れない外国人など、日常のすぐそばにひそむ「異物」や「異界」の恐ろしさを描いた作品が多いという特徴があります。それはひとえに、異質な存在への恐怖感が強いからかもしれません。

また、最近では、古来からの呪術(シャーマニズム)に着目した作品や、呪術などでよみがえった死者、いわゆるゾンビを描いた作品が多数登場しています。猛スピードで車を運転するゾンビや全力疾走するゾンビ、知能を持ったゾンビなど、とどまるところを知らない進化を見せる韓国ゾンビ映画は、まさに韓国ホラーの勢いとクリエイティビティを感じさせる作品ばかりです。

韓国のホラー&サスペンス映画を視聴できる動画配信サービス

近年はサブスクリプションの動画配信サービスで映画やドラマを視聴する人も増えています。韓国のホラー映画が視聴できる主な動画配信サイトとして以下のサービスがあります。

  • Amazon・プライム・ビデオ
  • U-NEXT
  • Netflix
  • Hulu

以下に動画配信サイト別に今回のトップ10ランクイン作品で見られるものをまとめました。作品選びをする際に活用してみてください(情報は2023年3月時点のものです。時期によっては視聴できない可能性もあります)。

Amazon・プライム・ビデオ

  • 『パラサイト 半地下の家族』
  • 『コックリさん』
  • 『新感染 ファイナル・エクスプレス』
  • 『ボイス』
  • 『母なる証明』
  • 『殺人の追憶』
  • 『黄泉がえる復讐』
  • 『オールド・ボーイ』

U-NEXT

  • 『パラサイト 半地下の家族』
  • 『新感染 ファイナル・エクスプレス』
  • 『グエムル -漢江の怪物-』
  • 『ボイス』
  • 『母なる証明』
  • 『殺人の追憶』
  • 『黄泉がえる復讐』

Netflix

  • 『パラサイト 半地下の家族』
  • 『新感染 ファイナル・エクスプレス』

Hulu

  • 『パラサイト 半地下の家族』
  • 『新感染 ファイナル・エクスプレス』
  • 『グエムル -漢江の怪物-』
  • 『オールド・ボーイ』

おすすめしたくなる韓国のホラー&サスペンス映画を紹介しました

マイナビニュース会員に「最もよかった韓国のホラー&サスペンス作品」について聞いたところ、1位に選ばれたのは『パラサイト 半地下の家族』でした。

今回ご紹介した作品には、サスペンスやホラーというジャンルながらも親子愛や家族愛が盛り込まれているものが目立ちます。1位の『パラサイト 半地下の家族』、3位の『新感染 ファイナル・エクスプレス』はもちろん、息子の冤罪を信じて戦う『母なる証明』(7位)、娘を人質に取られて収監された女性を描いた『親切なクムジャさん』(8位)、息子のために奔走する母を描いた『犯罪の女王』(12位)など。ヒューマンドラマとしても見応えがありそうです。

16位の『哭声/コクソン』には、日本の俳優・國村隼が出演しています。重厚な存在感を放つ彼の演技には、絶賛の声も多く集まりました。描かれている事件には、人によってさまざまな解釈があるようなので、友達や家族とともに鑑賞してみてもいいかもしれません。

5位の『ボイス』は、2002年とおよそ20年前の作品ですが、近年公開の作品を押さえ、5位にランクインする結果となりました。今は劇場公開が終了しても、動画配信サービスなどを利用して多くの作品を鑑賞できます。過去の名作から最近の話題作まで見比べて、お気に入り作品を発掘してみてはいかがでしょうか。

調査時期: 2022年9月18日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女合計502人(男性: 392人、女性: 110人)
調査方法: インターネットログイン式アンケート

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