JR東日本仙台支社は15日、鉄道開業150年と只見線全線運転再開を記念し、キハE120形にかつて只見線を走ったキハ45形・キハ52形の塗色(旧国鉄カラー)をオマージュした車体ラッピングを行い、10月1日から運転開始(予定)すると発表した。

  • 車体側面のラッピングデザインイメージ(JR東日本仙台支社提供)

只見線は2011年7月新潟・福島豪雨で甚大な被害を受け、長きにわたり会津川口~只見間で運転を見合わせていたが、10月1日から全線で運転を再開する。キハE120形の旧国鉄カラー車両は、10月1日の会津若松駅6時8分発の列車から運転を開始する予定だという。

同じく10月1日、ディーゼル機関車DE10形と旧型客車3両編成の団体専用臨時列車「再会、只見線号」の出発式を会津若松駅3番線ホームで8時40分頃から開催。会津若松~只見間の沿線の列車が見える場所などで、「再会、只見線号」に向けて「手を振ろう!!」イベントも実施する。

  • 車体前面のラッピングデザインイメージ(JR東日本仙台支社提供)

  • 国鉄時代からJR発足後にかけて活躍したキハ52形(JR東日本仙台支社提供)

「再会、只見線号」の他にも臨時列車の運転やツアーが企画されている。これまで只見線を走ったことのない車両による「只見線満喫号」(キハ110系レトロラッピング車両)や「只見 Shu*Kura」、さらに「風っこ只見線紅葉号」などの列車も運転される。