俳優の佐々木蔵之介が主演を務めるABCテレビのスペシャルドラマ『ミヤコが京都にやって来た! ~ふたりの夏~』(30日(24:24~)、10月1日(24:05~)・2日(24:25~))の追加キャストが7日に発表された。

  • 上段左から市川猿之助、三林京子、柳沢慎吾、下段左から増田英彦、川畑泰史、おいでやす小田 (C)ABCテレビ/ケイファクトリー

2021年1月期に連続ドラマとして放送され「東京ドラマアウォード2021ローカル・ドラマ賞」を受賞した同作が、3夜連続のスペシャルドラマで帰ってくる。風光明媚な京都を舞台に12年ぶりに再会した父・空吉(佐々木)と娘・ミヤコ(藤野涼子)2人のぎこちなくも愛おしい共同生活を丹念に描きながら、今回はそれぞれの恋模様も。

前作に引き続き登場するのは、京都の老舗造り酒屋の跡取りで空吉の幼なじみ・淳平。今作では佐知子(松本若菜)との仲に悩む空吉に恋のアドバイスを行う。演じるのは、ドラマ『半沢直樹』での敵役が話題となり、10月スタートの連続ドラマ『最初はパー』では漫才師役に挑戦する歌舞伎俳優・市川猿之助。空吉の患者であり、京料理を気前よくおすそ分けしてくれる馴染みのおばんざい屋女将・池田久子は、恋の気配が全くない空吉にセカンドラブを薦める。演じるのはNHK朝の連続テレビ小説『ふたりっ子』、『カーネーション』『スカーレット』など関西を舞台にしたドラマには欠かせないベテラン女優・三林京子。

そして今作初登場となるのは、医者としての実力に目を付け空吉をヘッドハンティングしようとする岡山・倉敷にある大病院の副医院長・飛沢。『ふぞろいの林檎たち』シリーズで一躍人気となり、『ひとり甲子園』『ひとり警視庁24時』などバラエティ番組などでも活躍する俳優・柳沢慎吾が演じる。母親の訪問診療で家を訪れる空吉にいつも最大限のおもてなしを行う、老舗醤油屋の跡取りで空吉の高校時代の後輩・岡田は、佐々木とは会社員時代に同期入社だったという深い縁を持つ漫才師・ますだおかだの増田英彦が演じる。

さらに妻が病で倒れたためアルバイトとしてミヤコがお店を手伝うことになった、京都で200年以上続く老舗豆腐屋の大将・江原はばたやんの愛称で知られる吉本新喜劇座長・川畑泰史が。枡形商店街の声が大き過ぎるたこ焼き屋店主は、『M-1グランプリ2020』ファイナリストとしてブレイクし、『石子と羽男―そんなコトで訴えます?―』など役者としての活躍も目立つおいでやす小田が演じる。

また、第1弾がABCテレビで3日連続再放送されることが決定した。第1話・第2話は28日、第3話・第4話は29日、第5話・第6話は30日(関西ローカル、いずれも13:49~)。TVerでは18日(12:00)に配信される。

コメントは以下の通り。

■淳平 役 市川猿之助

第2弾にも参加させていただき大変うれしいです。前回は秋冬の京都でしたが、今回は「夏編」。また違った京都の景色も楽しんでいただけたらなと思います。僕自身、空吉・ミヤコ親子との再会は本当の親戚を見守るような気持ちでした。2人の絶妙な距離感に歯がゆい気持ちになりますが、一緒に応援する気持ちでご覧いただけたらうれしいです。京都弁が耳に心地よく、小気味良いテンポで進む「ミヤコ2」を是非お楽しみください。

■池田久子 役 三林京子

待望のパート2!! 最高のキャストと京都の撮影所ベテランスタッフとで実に楽しい撮影でした。空吉さんにエエ人が出来て、うまい事いくのか? ミヤコに恋人が出来るのか? 池田の婆ちゃんの謎は益々深まって、店は変わるし、孫娘はおれへんし、婚活中でウキウキやし……この謎は解決するのか? どうぞ京都の町と人の暮らしぶりをたっぷりとお楽しみください。

■飛沢 役 柳沢慎吾

今回、蔵之介君演じる空吉の先輩・飛沢として共演させていただきました。蔵之介君との再会も夏の京都も久しぶりで本当にうれしかったです。あっという間の撮影でしたが和気あいあいとしていて、蔵之介君が最後まで見送ってくれた事や京都の独特の暑さや街並み、京都の皆さんの温かさが記憶と共に良い思い出として残っています。素晴らしい出演者と素敵な京都を感じることができる『ミヤコが京都にやって来た! ~ふたりの夏~』を観て、いい夢見ろよ! あばよ!!

■岡田 役 ますだおかだ増田英彦

佐々木蔵之介氏とは、相方・岡田とのコンビで漫才師になる前に、サラリーマンをしていた時の同じ会社の同期。今回のドラマでは、僕が後輩で役名が岡田(ややこしい!)撮影当日、台本には無い「笑い」を入れたがる蔵之介氏に相談され、リハーサルをする毎に2人のやりとりがドンドン長くなっていき、監督から「これ以上長くなるのはちょっと……」と注意される始末。僕と蔵之介の悪ノリが、どこまで放送されるのだろうか?

■江原 役 川畑泰史

同じ京都出身で同い年の佐々木蔵之介さん主演の京都を舞台にした京都ならではのドラマ! よくぞわたくしに声をかけて下さいました! 数年前に京都府文化観光大使に任命されてから、大した活動も出来ないままでいましたが、今回やっと京都の素晴らしさを皆様にお届け出来る機会に恵まれました! 大好きな夏の京都の美しさと、京都の優しさがたっぷり詰まっています! 200年近く続く老舗の豆腐屋の大将の活躍にも注目して下さいね!

■たこ焼き屋店主 役 おいでやす小田

京都出身ということもあって呼んでいただきました。出町柳の枡形商店街での撮影だったんですが、僕は20年以上京都で生まれ育ったのに行ったのは初めて。これ実は京都人あるあるで、「有名な神社仏閣や観光地はいつでも行けると思って案外行ったことない」というのがあるんです。なので色んな京都の顔を見せてくれるこのドラマが僕も楽しみです! 初めてお会いした佐々木蔵之介さんは想像通り謙虚で優しくてスマートでした! 僕は京都が好きです。みなさんもそうなってくれれば幸いです。