昨春に開設したTikTokとInstagramが注目を浴び、同年末に芸能事務所・フラームに所属した新人・片岡凜(18)が、26日に放送されたTBS系金曜ドラマ『石子と羽男―そんなコトで訴えます?―』(毎週金曜22:00~)の第7話でドラマデビューを果たし、本格演技初挑戦ながらW主演の有村架純と中村倫也とガッツリ絡む重要な役どころを演じた。片岡にインタビューし、有村と中村との共演の感想を聞くとともに、本作への参加がどんな経験になったのか話を聞いた。

  • 『石子と羽男―そんなコトで訴えます?―』川瀬ひな役の片岡凜

片岡は女優への憧れからSNSを開設し、日常生活を中心に発信。美少女ぶりが注目を集め、芸能化デビューにつながった。今年2月にシンガーソングライター・優里のミュージックビデオで女優デビューし、『石子と羽男』でドラマ初出演。繁華街に集まる少年少女の一人で、幼い頃に両親が他界し、そのショックと大人への不信感から心を閉ざして生きてきた16歳の川瀬ひなを演じた。セリフのある役は初めてながら堂々演技。涙を熱演を見せ、有村と中村とのクスッと笑える掛け合いも見せた。

――有村さんと中村さんとの共演の感想をお聞かせください。

お二人とも役に対する理解度がすごく高い印象があり、「よーいスタート!」で撮影が始まると、どんな出来事に対してもアドリブを入れたりしてうまく対応させているのが素晴らしいなと思いました。中村さんはユーモアがあって器が大きく、何でも上手に対応されていて、有村さんはお芝居がすごく繊細で的確で、素敵だなと感じました。

――お二人との掛け合いはいかがでしたか?

たくさん経験を積まれている方なので、お二人のエネルギーやお芝居の表現にすごく助けられていた部分がたくさんあり、お二人のおかげでお芝居がしやすかったです。

――お二人から何かアドバイスなどもらいましたか?

具体的なアドバイスはなかったですが、ちゃんと役としてその場にいることで、役としてコミュニケーションがとれるのだなと、お二人と共演させていただいて感じました。

――自分もこんな演技ができる人になりたいというような刺激を受けましたか?

お二人ともユーモアのあるお芝居をされていて、ボケてツッコんでという掛け合いがすごく面白かったので、私もユーモアのある面白いお芝居ができるようになりたいなと強く感じました。

――有村さんと中村さんの掛け合いはアドリブもあったようですが、片岡さんもアドリブに挑戦されたのでしょうか。

少しだけありました。お二人とのやりとりの中で、一瞬だけですが。

――お二人との共演はとても大きな経験になったようですが、演出の方とのやりとりで印象に残っていることがありましたら教えてください。

いろいろとご指導いただいて、一番印象に残っているのは「単語には色がある」という言葉です。例えば、ひなだったら「パパ活」や「売りをやる」などの言葉に関して、ひなはどう思っているのか、「単語一個一個にも役が持っている色があるからそこをよく考えて」と教えていただきました。今後の作品でも大切なヒントになるなと思います。