フジテレビ系ドラマ『競争の番人』(毎週月曜21:00~)では、29日放送の第8話に高橋努、遠藤久美子、今井悠貴がゲスト出演する。

  • (左から)高橋努、遠藤久美子、今井悠貴=フジテレビ提供

第8話から、物語は最終章に突入する。今までダイロクで一筋縄ではいかない案件を、予想だにしない着眼点や発想で解決してきた小勝負勉(坂口健太郎)。そんな小勝負は20歳で司法試験に合格。東大法学部を首席で卒業というエリート。どの会社・官庁にでも就職できたはずだが、公取委にいることにこだわりを持ち、「弱くても、戦わなきゃいけない」と使命感を燃やし、時折鋭い目つきを見せる場面もあった。

第8話では、そんな小勝負の今まで明かされなかった過去が明らかに。さらに、寺島しのぶ演じる第六審査長の本庄聡子が、小勝負の過去を唯一知る人物だったが、その謎も明らかとなる。そこで重要なキャラクターとなるのが、小勝負の両親である誠(高橋)と朋子(遠藤)、そして公正取引委員会・四国支所職員の三島徹(今井)だ。

15年前、本庄は公正取引委員会・四国支所にいた。そこで本庄は、後輩の三島と道路改良工事の談合疑惑を調査する中で、大手ゼネコンの「ラクター建設」が中心となって談合を取り仕切っているとにらみ、調査を始める。調査の中で、「ラクター建設」の取引先として、「小勝負建設」という会社に目をつける。誠と朋子が営む「小勝負建設」は社員14人の小さな建設会社だった…。

コメントは、以下の通り。

■高橋努
「公正取引委員会。あまり身近に感じたことがなく不安でしたが、脚本を読むと、とても面白い。一気に引き込まれました。坂口健太郎演じる小勝負勉の少年時代に出演させて頂きました。小勝負の過去が明かされる大事なシーンの連続だったので、野田監督と密にコミュニケーションをとらせてもらい、1カット1カット丁寧に撮って頂きました。真面目に仕事しても上手くいかない葛藤、間違った方向へ巻き込まれる模様、自分の正義が通用しないなど、ある社会の裏側を実感する役でした。ニュースでしか見ない出来事を体感しました。非常に苦しかった。小勝負の過去にこんな事があるなんて…。ぜひご覧くださいませ」

■遠藤久美子
「少年時代の小勝負勉の母親役だと聞いて、台本を読ませて頂きました。子どもにとって家族は、その後の人生を変えてしまうほど、多大な影響を与え、少年時代に起きたある事がきっかけで、今につながっている。読み終えた後は、とても心が苦しくなりました。でも、当時の母親を演じるにあたっては、仲間を大切に、家族を愛し、主人と共に、息子の成長や幸せを心から願う母親でありたいと思いながら演じさせて頂きました。壊れたあの日々から正義を取り返して、未来の力となります様に」

■今井悠貴
「スーツを着てお芝居をする経験は今回が初めてでした。小さい頃から“はたらく大人”の役に憧れてきましたが、公正取引委員会の職員という、最高に渋くてカッコいいお仕事が僕のはじめてになるとは思ってもいませんでした。立入検査のシーンなんてまさしく、“大人の仕事!”という感じでしびれました。僕の演じる三島は、気がついたらいつの間にかそばに居る、パーソナルスペース狭めの本庄さんの後輩です。四国支所の楽しい仲間と送る、ちょっと緩い空気感を楽しんでいただければ幸いです」

■野田悠介プロデューサー
「小勝負の家族は温かく笑顔が絶えない家族にしたかった。そんな中で豪快さと職場の人からも信頼を置かれる誠に高橋努さん、笑顔が素敵で、家でも職場でも元気印のような母親・朋子に遠藤久美子さん。お二人からにじみ出る温かみを小勝負の家族にも持っていてほしかったです。そして家族が経験する悲しみ、笑顔が絶えない家族だからこその切なさを表現して頂きたく、このお二人にお願いをさせて頂きました!そして、寺島さん演じる本庄の過去を知る人物。上司を支え、厄介な相手先も笑顔でかわして、かといってエリートへの卑屈さもない三島には今井悠貴さんが持ち合わせる人の良さや、どこか憎めずに応援したくなる姿が三島にぴったりだと思い、お願いをさせて頂きました。新たなキャストを迎え、物語が大きく動き出すので、ぜひお楽しみ下さい!」

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