クーリエは8月19日、「老人ホームでのインターネット利用状況」に関する調査結果を発表した。調査は、同社運営サイト「みんなの介護」に掲載中の全国約5万件の施設のうち、「ネット利用可」の施設を抽出し、各県毎の割合を集計してランキング形式でまとめたもの。

  • ネット利用可の老人ホーム割合ランキング

    ネット利用可の老人ホーム割合ランキング

インターネットの利用が可能な施設を都道府県ごとに集計したところ、「山梨県」(47.54%)が1位に輝いた。同県は、インターネットのみならず、カラオケ施設数・理美容サービスにおいても上位を獲得するなど、老人ホームのQOL向上の取り組みが全国でも特に進んでいる地域となっている。

以下、2位「徳島県」(39.24%)、3位「東京都」(35.43%)、4位「長野県」(33.13%)、5位「沖縄県」(32.50%)と続き、下位は、45位が「福井県」(14.29%)、46位が「香川県」(13.40%)となり、47位の「山形県」ではわずか7. 41%という結果に。山形県は、そもそもスマートフォン等によるインターネット利用率が低いという特徴があるため、今後、インターネットの利用率が高まれば、山形県においても老人ホームにおけるインターネット整備が進む可能性がるという。なお、全国平均は24.31%だった。