クロス・マーケティングは8月18日、「身体の悩みに関する調査(2022年)」の結果を発表した。調査は7月29日~31日、全国20~69歳の男性1,250名(各年代250名)を対象にインターネットで行われた。

  • 男性の現在の悩みと将来的な不安

    男性の現在の悩みと将来的な不安

現在の身体的な悩みを教えてもらったところ、「抜け毛・薄毛」(15%)、「体臭」(12%)、「精神的なストレス」(12%)、「口臭」(11%)、「体型」(11%)が、それぞれ1割を超え上位に。年代別にみると、40~60代では「抜け毛・薄毛」がやや多く、60代は「頻尿」「生活習慣(食生活・運動・睡眠)管理」が突出して高いことが明らかに。

また、将来的に不安に感じることでも「抜け毛・薄毛」(18%)、「体臭」(12%)、「精神的なストレス」(10%)、「口臭」(11%)、「体型」(10%)、「生活習慣管理」(10%)が上位に。20代では特に、「体臭」や「口臭」の不安が他年代より高かった。

  • 体型について意識していること

    体型について意識していること

続いて、体型について意識していることを聞いたところ、「体重を落としたい」(28%)、「筋肉をつけたい」(26%)、「姿勢をよくしたい」(21%)が2割を超え上位に。一方で、20~30代を中心に「特に何も思っていない」という人も、37%と多かった。

  • 【フェムテック/メノテック認知状況】

    【フェムテック/メノテック認知状況】

次に、性や健康に関する女性特有の問題をテクノロジーで解決へと導く製品やサービスを指す「フェムテック」の認知率を調べたところ、わずか13%という結果に。また、更年期を迎える45~55歳ごろの女性の体に起きる、さまざまな不調や健康問題をテクノロジーによって解決する商品・サービスを指す「メノテック」の認知率は12%と、いずれも低め。若い年代ほど認知率は高い傾向にあり、20代の認知は2割を超えた。

また、職場において、「女性特有の症状(生理や更年期)への配慮・理解が進んでほしい」と思っている男性は22%、思っていない人は24%。さらに、「女性特有の症状への男性の配慮・理解は不十分だと思う」と考えている人は20%、不十分だと思っていない人は25%と、いずれも”職場での女性特有の症状への配慮・理解”に対しては否定的な意見の方が上回った。