■晶との共通点「性格はそんなに近くない。でも……」

――作品を明るくしているという晶ですが、白洲さんと似ているところ、共感できる部分はありますか?

根本の性格はそんなに近くないと思います(笑)。晶は順応する能力がすごい高いんですよね。もし自分が女性になったらすごく慌てて、絶対会社に行けないです(笑)。女性としての楽しみを感じるのがすごく早くて……シンプルにすごいなと(笑)。

でも共感できるところで言えば、例えば女性に対する何気ない一言とか、男の情けない部分というか……男なら誰しも共感できるような要素が晶には詰め込まれていると思います。なのである意味、男代表として共感を得られるように演じています(笑)。

■30代は「すごく楽しみな第1歩」

――また、今年30代を迎える白洲さんですが、年始に大凶を引いたとインタビューでお話しされていましたが、今年上半期でその影響は感じましたか?

ん~、今のところそんなに感じてないかもしれないです。むしろ今、言われて思い出したくらい(笑)。そう言われると、あれは大凶の影響か……? と思うこともありますけど、生きていれば良いことも嫌なこともありますから(笑)! でもいい1年になっていると思います。

――忘れてたのに、変なことを思い出させてしまいましたね(笑)。30代が目前に迫っていますが、俳優として意識していることはありますか?

ものすごく大きなことなのかなとは思うんですが、年齢として変化は感じていないですね。ただ、今作もそうですが夫婦役など、年相応の役を頂けるようになってきたのかなとは思います。20代よりも一つ上のライフステージになるので、少しずつ参加させていただける作品の色も変わってくるでしょうし、変わっていきたいです。そういう意味ではすごく楽しみな第1歩ですね。役者として変化していける大きなきっかけになると思います。

■白洲迅
1992年11月1日生まれ、東京都出身。2010年の「第22回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」をきっかけに芸能界入りし、2011年に舞台『ミュージカル・テニスの王子様2ndシーズン』でデビュー。TBS系『ごめんね青春!』(14)、NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』(16)、テレビ朝日系『刑事7人』シリーズ(18~)、TBS系『リコカツ』(21)、テレビ朝日系『鹿楓堂よついろ日和』(22)などの話題作に出演し、注目を集めている。