現在開催中のフジテレビのバーチャル空間イベント『バーチャル冒険アインド2022』では、メタバースとNFT販売を融合させた『お笑いネタバトルイベント ネタバース』を、13日13時30分から販売する。

  • 『お笑いネタバトルイベント ネタバース』

これは『M-1グランプリ』ファイナリストのモグライダーやランジャタイを筆頭に、ザ・マミィ、ハリウッドザコシショウ、かが屋、トム・ブラウン、ゾフィー、タイムマシーン3号など、お笑い界をけん引する18組それぞれのネタ動画が、証明書付きの「デジタルデータ」として、まるでアート作品が出品されるように、限定10本ずつ各3,000円でNFT動画として販売するもの。売り切れ次第、販売終了となる。

購入した動画は、自身で楽しむもよし、SNSで共有拡散するもよし、NFTマーケットで転売するもよし(9月13日から転売可)。ちなみに今回の出演芸人の中で、スタッフから「NFTでネタ動画を売ったら儲かるかも!?」との説明を受けたときに一番食いついていたのが、ともしげ(モグライダー)。NFTの仕組みについて興奮気味に質問していたともしげだったが、おそらく何も理解していないまま収録が始まったという。

NFTで購入されたネタ動画は、20日20時30分から5日間にわたり開催されるバーチャルイベント『ネタバース』て上映。各動画の購入者には、このお笑いイベントの“出演権”が付与され、その芸人のネタ上演時には、動画所有者のユーザーネームがクレジットされるといううれしい演出も用意されている。

イベントではネタバトルが行われ、参加している一般ユーザーからのランダム評価で、購入した芸人の動画が勝利すると、その芸人の新たなネタ動画NFT(非売品)をゲットできるというおまけ機能もついてくる。

期間中は、1日4~5組のネタが上映され、各日の勝者計4組が5日目の最終日にチャンピオン大会としてレアネタを披露する。地上波では見ることができない、レアなお笑いライブとなる。

昨年の開催では、26日間でのべ来場者数63万人、来場回数176万回超の記録を達成し、“ビジネス界のアカデミー賞”と称されるスティービー賞において、『スティービー・アジア・パシフィック賞・イベント部門』の金賞を受賞した『バーチャル冒険アイランド』。今年は、大好きな芸人の「作品」をNFTにて自分だけのコレクションとして所有し、バーチャルの舞台で行われる画期的なイベントに参加するという全く新しい体験を、ぜひお楽しみいただきたい!

企画・プロデュース:近藤真広氏(フジテレビ情報制作センター)は「今回、リアルのイベントではなじみのある“お笑いライブ”をバーチャルの世界でも展開しようと思いました。その上で、ただのお笑いライブではなく、メタバースならではの取り組みができないか、と考えたのが“芸人さんのネタ動画をNFTで販売して、それをメタバース空間でのイベントにひもづける”というアイデアです。これまでのエンタメ系のNFT商品は、コレクション要素が強く、ただ買って終わり、というものが多い印象でしたが、この“ネタバース”では、好きな芸人さんのネタを“買ってコレクションする”、“イベントで所有していることをアピールできる”、“応援することで(ネタバトルに勝利すると)さらに非売品のレア動画がもらえる”、とメタバースとNFTの連動ができているのがポイントです。やはり持っているだけじゃなく、見せびらかしたり、応援したりしたいのがファン心理だと思いますので!もう一つ特筆すべきは、18組もの超人気芸人さんが参加しているということです。新しい取り組みにも関わらず、『M-1』、『R-1』、『キングオブコント』、『THE W』といったお笑い賞レースのチャンピオンやファイナリストたちが名を連ねてくれました。彼らのキャリアでネタに勝ち負けがつくようなコンテンツは、地上波では絶対に見られません。テレビ局がメタバースとNFTを連動させたこのような取り組みをするのは初めての試みなのですが、多くのプロダクションさんからご理解とご協力をいただき、“フジテレビの夏のお祭り騒ぎ”にご賛同いただいたおかげで、今回実現することができました。ここだけの話、芸人さんたちは一様に“自分たちのネタだけ売れ残ったらどうしよう”と戦々恐々でしたので、NFTに興味のなかった方もこの機会にぜひ、購入をご検討ください!」と話している。

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