漫才師の王座決定戦『M-1グランプリ2021』の決勝進出者発表会見が2日、東京・竹芝のNEW PIER HALLで行われ、ファイナリスト9組が決定。会見では、お笑いコンビ・ランジャタイがTwitterでトレンド1位になったことに驚きを見せた。

  • ランジャタイ(左から伊藤幸司、国崎和也)

会見での質疑応答時に、Twitterの2位が「M-1グランプリ」、そして1位が「ランジャタイ」であることが記者から知らされると、ファイナリストらにどよめきが。ランジャタイも「え? 優勝?」「うれしすぎて脳が爆発しています」とビックリ。国崎が「昨年の敗者復活戦では、実家で見ていた母親が僕らのネタ中にチャンネルを変えたらしいんです。今年こそは何とか変えられないように」と明かすと、伊藤は「昨年は(敗者復活戦で)最下位でしたもんね」と回顧。「頑張りたい」と決意を新たにした。

また、麒麟の川島明がMCを務めた会見本編では、準決勝を振り返り「僕らの前がももっていうコンビだったんですけど、ネタが丸かぶりだったんですね」と国崎和也。準決勝を見ていた川島は即座に「1文字もかぶっていませんでしたよ」とツッコみ、「本当に同じ大会かなと思うくらいでした」と2組のネタの違いを語った。

また国崎は「聞いていた話と違ったんです。準決勝は全員で一斉に出るって聞いていて、26組がワーッと出て行って4分半で終わると思っていた」と発言したり、エントリーナンバーが書かれた札をつけておらず「充電がなくなったので今充電していました」とポケットから出し「今充電3%です」と報告したりと、ボケまくりの大暴れ。川島は「もしかしたら決勝は8組でやるかもしれません」とコメントしながらも、「決勝でも“ランジャタイワールド”をさく裂させてください」とメッセージを送った。

伊藤幸司と国崎和也によるランジャタイは、2006年にNSC東京校12期生として出会った2人が事務所を転々とし、フリーで活動してきた異例の経歴を経て、2018年からはグレープカンパニーに所属。同事務所からはこれまでサンドウィッチマンが優勝したほか、カミナリ、東京ホテイソンが決勝進出を果たしている。

8月1日に開幕した『M-1グランプリ2021』には、過去最高となる6,017組がエントリー。決勝戦は、19日(18:34~22:10)にABCテレビ・テレビ朝日系で生放送され、インディアンス、真空ジェシカ、モグライダー、ゆにばーす、ロングコートダディ、オズワルド、錦鯉、もも、ランジャタイの9組と、敗者復活戦(同日14:55~17:25※一部地域除く)を勝ち上がった1組の計10組が賞金1,000万円を賭け、優勝を争う。

  • ランジャタイ準決勝の様子