伊豆箱根鉄道は、3年ぶりに開催される「三嶋大祭り」(8月15~17日)を盛り上げるため、8月13日に「しゃぎり電車」を運行すると発表した。

  • 「しゃぎり電車」イメージ(当日使用車両とは異なる)

「しゃぎり電車」は三島~修善寺間を臨時に運行する貸切電車(2202編成・3両編成)。各車両に三島囃子保存会6団体が午前・午後に分かれて乗車し、停車した駅のホームなどでしゃぎり演奏を実施する。往路の三島駅(9時12分着・9時53分発)、伊豆長岡駅(10時15分着・10時59分発)、修善寺駅(11時18分着・13時19分発)、復路の伊豆長岡駅(13時34分着・14時49分発)、三島田町駅(15時8分着・16時5分発)にて、停車時間中にしゃぎり演奏を行う予定となっている。

修善寺駅での停車時間中、西口広場で三島囃子保存会6団体による競り合いが行われ、見応えのあるダイナミックなパフォーマンスや軽快な音色を楽しめるという。「しゃぎり電車」にヘッドマークを取り付けるとともに、窓部分に「しゃぎり電車」の文字を装飾する。なお、「しゃぎり電車」に一般客は乗車できず、駅構内へ入場する際、入場券(おとな140円・こども70円)が別途必要になる。

  • 窓部分に「しゃぎり電車」の文字を装飾する(当日使用車両とは異なる)

この取組みにより、「三嶋大祭り」の認知度を向上させ、沿線の人々の高揚感を高めるとともに、伝統文化として継承されている「三島囃子」の発展に寄与し、沿線地域のこどもたちに発表の場を作り、こどもの成長や喜びを手助けすることで沿線地域の活性化を図りたいとしている。