弁護士ドットコムは7月28日、「電動キックボードに関する実態・意識調査」の結果を発表した。調査は6月15日〜21日、弁護士ドットコム一般会員1,380名(1都3県の在住者が49.3%)を対象にインターネットで行われた。

  • 運転していて危険を感じた瞬間があるか

    運転していて危険を感じた瞬間があるか

調査によると、電動キックボードを「知っている」という人は92%。一方、「乗ったことがある」という人は11%と全体の1割程度。

乗ったことがある人に対し、運転していて危険を感じた瞬間があるかを聞いたところ、60.8%が「ある」と回答。具体的には、「歩行者や自転車、車などと接触しそうになった」「思った以上にスピードが出るものの、段差や隙間の影響を強く受けるため転倒しそうになる」「急ブレーキでバランスが保てなくなる」といった意見が複数あがった。

  • 今後電動キックボードを利用したいと思うか

    今後電動キックボードを利用したいと思うか

次に、電動キックボードを利用したことがないと回答した人に対し、今後電動キックボードを利用したいと思うかを聞いたところ、34.3%が「はい」と回答。理由を聞くと、「小回りが効いて便利そう」(68.9%)、次いで「乗っていて気持ちが良さそう」(55.3%)、「疲れなさそう」(33.5%)、「新しいツールが好きだから」(32.1%)が上位に。

一方、「利用したいと思わない」人は49.6%。理由としては、「危ないから」(71.4%)が最も多く、次いで「そのほかの乗り物で事足りるから」(63.8%)、「使い方やルールが分からないから」(20.7%)、「恥ずかしいから」(14.8%)と続いた。

最後に、電動キックボードでの飲酒運転が禁止されていることを知っているか尋ねたところ、4割弱が「知らない」と回答。電動キックボードの利用者に限って同じ質問をしても、23.5%が「知らない」と回答しており、交通ルールの周知徹底が課題となっていることが浮き彫りとなった。