坂本昌行、長野博、井ノ原快彦からなる3人組ユニット、“トニセン”こと20th Centuryが、8月1日に新曲「風に預けて」を配信限定でリリースする。3人にインタビューし、同楽曲の魅力を聞くとともに、トニセンの今に迫った。
配信第2弾となる同楽曲は、4月から動画配信サービス「SPOOX」で配信、CSチャンネル「フジテレビTWO」で放送されているレギュラー番組『トニセンロード~とりあえず行ってみよ~』(毎週金曜23:30~)のテーマソング。“ネオ風街系”と称され注目を集めている新進気鋭のバンド・グソクムズが楽曲提供した一曲で、自分のペースで自分らしく楽しんでいこうという、今のトニセンの姿を表すようなグルーヴ感が心地よい仕上がりとなっている。
――この楽曲をもらったときの印象をお聞かせください。
井ノ原:『トニセンロード』をやればやるほど、これが一番ハマるねって。僕らがたどってきた道がそのまま映像として浮かんでくるような曲だなと思いました。
坂本:番組にこの曲が当たり前に寄り添っているような感じがあり、僕らがこの楽曲の中にポンと置かれても何も違和感ない楽曲だなと。僕らのスタンスや歩幅が、この曲に非常にイコール的な感じがあると感じました。
長野:歌詞が番組にすごく合って、この番組のために書いてもらったのかなっていうくらいどんどんフィットしていきました。
――それぞれ心に刺さったフレーズを教えてください。
井ノ原:僕らは「無理するのはもうやめようぜ」って。頑張るんだけど、楽しいことを頑張っていきたいなって話していたので、「君だけの輝きだから 誰にも内緒でいいのさ」というフレーズは刺さりました。
坂本:6人でグループ組んでいるときもそうでしたが、目標・ゴールを決めないというスタンスでずっとやってきたので、「行き着いたそこがゴール」「いつだってここがゴール」というのは、気づいたらここがゴールだったんだなと、次に行ったらまた次のゴールがあるんだなということを考えると、好きですね。
長野:「君にしか見えないものが 一番大切なのさ」というフレーズが好きです。その人それぞれの価値観や、自分に見えているものを信じていいんだよって、背中をポンと押してくれるような感覚があって。
――グソクムズさんという才能ある若者たちとコラボレーションし、どのようなことを感じましたか?
坂本:音楽って若いとかベテランとか関係ないんだなって感じました。初対面だったのに、音楽という共通項があるだけでこんなにも会話がスムーズにいくし、ここまで曲を作れたというのは、音楽の力ってすごいなと思いました。
長野:曲は出会いですからね。昔から見てくださっていたグソクムズさんが、僕らをイメージして書いてくださって、こういう風に見てくれていたんだな、こういうのを歌ってほしいいんだなというのが伝わってきましたし、すごくいい出会いができたなと思います。
井ノ原:初めて会って音楽でつながれるから年齢関係ないなと思うけど、僕らも長いことやらせてもらっているから、そこらへんのぶつかり合いが面白いかったです。こうしたらどうだろうっていうのにすぐ対応してくれたりして、すごい柔軟な若者でいいなって。1回やってみましょうみたいな感じで、非常に僕らと相性がいいなと思いました。