国土交通省が2021(令和3)年度における都市鉄道の混雑率調査結果を公表。新潟地区のJR線では、前年度より混雑率が低下したものの、信越本線で混雑率130%、白新線で混雑率120%など、全国的に見ても高い数値となっている。

  • 信越本線新津~新潟間の2021年度の混雑率は130%に

コロナ禍前の2019年度、新潟地区の信越本線は新津駅から新潟駅までの区間で混雑率141%、白新線は新発田駅から新潟駅までの区間で混雑率125%、越後線は吉田駅から新潟駅までの区間で混雑率111%だった。コロナ禍の影響を受けた2020年度、三大都市圏(東京圏、大阪圏、名古屋圏)などで混雑率が大幅に低下する中、信越本線の混雑率は135%で、日暮里・舎人ライナー(2020年度の混雑率140%)に次ぐ全国ワースト2位に。他のJR線も大幅な低下は見られず、白新線の混雑率は123%、越後線の混雑率は109%となった。

2021年度、信越本線の混雑率は130%で、依然として高い数値だが、前年度より低下。2020年度は全国ワースト2位だったが、2021年度は全国で6位に後退している。白新線は2021年度の混雑率120%、越後線は2021年度の混雑率107%で、両路線とも前年度より低下した。