三重県志摩市、志摩市観光協会と近畿日本鉄道は、伊勢志摩地域の活性化を目的に、観光列車「つどい」による「海女さん列車」を8月20日から9月25日まで一部の土休日に運行すると発表した。

観光列車「つどい」を使用し、「海女さん列車」を賢島~伊勢市間で運行

「海女さん列車」は、「つどい」の車内に志摩の海女小屋の象徴である囲炉裏の模型を設置し、志摩の海岸をはじめとする風景写真や資料を展示した列車として運行。現役の海女さんが乗車し、志摩の魅力や海女の仕事について語るほか、記念写真の撮影等で海女さんとふれあう時間を過ごせる。おもてなしイベントとして、あおさ汁のふるまい、海女着の体験、海女さんクイズ、抽選会などのイベントを実施する。

バーカウンターでは、真珠貝柱オリーブオイル漬け、あおさ潮ようかん、あかもく細うどんなど、志摩市の特産品を観光協会が販売。乗車した人全員に、海女小屋体験施設「さとうみ庵」割引優待券付きの記念乗車証明書と乾燥あおさ1袋をプレゼントする。

「海女さん列車」ヘッドマークイメージ

運転日は8月20・27日と9月17~19日、9月23~25日。運転区間は賢島~伊勢市間で、2017年8月以来、5年ぶりという同区間での復活運行となる。1日4本(2往復)を設定し、運転時刻は賢島駅10時35分発・伊勢市駅11時28分着(1列車)、伊勢市駅12時21分発・賢島駅13時12分着(2列車)、賢島駅13時36分発・伊勢市駅14時25分着(3列車)、伊勢市駅15時16分発・賢島駅16時14分着(4列車)。定員は1列車60人。観光列車料金は大人510円・こども260円で、乗車区間に応じた乗車券が別途必要となる。乗車日1カ月前から、近鉄の特急券発売駅の窓口で販売する。

運行初日の8月20日、賢島駅で10時20分から出発イベントを開催する。鳥羽駅長の挨拶と来賓祝辞に続いてヘッドマーク取付けを行い、志摩市PRキャラクター「しまこさん」「海女さん」による出発見送りを行う。