キャンピングカー専門店のトイファクトリーがディズニー&ピクサー映画『トイ・ストーリー』のイメージで特別架装した「トイズボックス95」を30台限定で販売する。『トイ・ストーリー』の世界観を表現したキャンピングカーとは、一体どんなクルマなのだろうか。買い方は? 実車を確認してきた。

  • トイファクトリーの「トイズボックス95」

    「トイズボックス95」はトイファクトリーが手掛ける「トイズボックス540」(ベース車両はトヨタ自動車「ハイエース」)だ

細かなところまで作り込まれた車内

『トイ・ストーリー』第1作の公開とトイファクトリーの創業は、ともに1995年。この縁にちなみ、車名を「トイズボックス95」とした。

アニメや映画作品とクルマがコラボする場合はエクステリアにド派手なラッピングを施すことが多いが、トイズボックス95にはアンディのサインデカールなどワンポイントの装飾はあるものの、大掛かりなラッピングは見当たらない。万が一、事故が発生した時に目立ってしまうため、作品のイメージを守るという意味もあるのだろう。その代わりではないが、長く滞在することになるインテリアには徹底したこだわりが見られる。

車内のモチーフは、アンディがおもちゃと過ごした部屋だ。

  • トイファクトリーの「トイズボックス95」

    ドアを開ければ、そこには『トイ・ストーリー』の世界が広がる

まず注目したのがシート横にある40Lの冷蔵庫。アンディが使っている机と同じく、鮮やかな赤色のパネルが採用されている。よく見れば、作中に登場するアンディの机と全く同じ位置にステッカーが貼られていることに驚かされた。

  • トイファクトリーの「トイズボックス95」

    冷蔵庫のパネルをはじめ、展示車両の何カ所かにステッカーが貼られていた。実際の販売車両では最初から貼らずに、DIYステッカーシート(非売品)として提供するという。DIYで展示車両のようにアンディの机を再現するも良し、自身のセンスでアレンジするも良しだ

他にも、アンディのおもちゃ箱をモチーフにグラフィックを施したオリジナルのセンターコンソールトレーや、アンディの部屋と同じ雲の壁紙を採用したアッパーボックスなど、徹底して世界観が落とし込まれていることが確認できた。

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    存在感抜群のセンターコンソールトレーはまさにおもちゃ箱といった雰囲気

「アンディの部屋をモチーフにすると決まってから、何度も映画を見て要素を取り入れました。例えばシートはウッディが着る衣装の色合いですが、色が何色もあるのでガチャガチャするのをいかに抑えるか。このバランスを取るのには苦労しました」(トイファクトリー広報・和田さん)

  • トイファクトリーの「トイズボックス95」

    イエロー×ネイビー×ブラウンというシートの色合いはウッディの衣装にちなむ。生地には尾州織&レザー・コンビネーション生地を採用

展示車両のテーブル上には『トイ・ストーリー』のキャラクターが描かれた食器が並べられていた。こちらはトイズボックス95のために新しくデザインされたもので、購入者のみが手にできる限定品だ。

  • トイファクトリーの「トイズボックス95」

    付属品としてもらえる非売品の食器セット(4名分)。オリジナルデザインの食器はファン垂涎のお宝だ

気になるトイズボックス95の販売価格だが、ガソリン2WDが720万円、同4WDが753万円、ディーゼル2WDが770万円、同4WDが803万円。別途でトイファクトリー架装オプション装備やメーカーオプションを付けることができるので、キャンピングカーとしての性能も申し分ない。

販売は抽選方式となり、7月16日~24日の抽選期間中にトイファクトリー岐阜店、湘南店、東北店のいずれかでエントリーする必要がある。抽選を突破した幸運なオーナーへの納車時期は2023年3月以降が見込まれている。

7月16日~18日の3日間は南町田グランベリーパーク(東京都町田市)のシアタープラザで実車を見ることができる。興味のある人はこちらも要チェックだ。

「トイズボックス95」特別内覧会
【開催場所】グランベリーパーク内シアタープラザ
【期間】7月16日(土)15:00~18:00、7月17日(日)・7月18日(月・祝)11:00~18:00

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