ボルボ・カー・ジャパンはこのほど、「XC40」「60シリーズ」「90シリーズ」のラインアップおよび仕様を変更して発売した。

  • 「Ultimate」と「Plus」の2グレードを基本とする新ラインアップを導入 ※「Volvo XC40 Ultimate B4 AWD」

今回の変更により、同社の商品展開は最上級グレード「Ultimate」と充実装備の「Plus」の2グレードを基本とするラインアップに変わった。

なかでも、プラグインハイブリッドモデル(PHEV)の最上級モデル「Ultimate」は、北欧の価値観で仕上げられたラグジュアリーな内装を継承しながら、よりモダンな造形と精悍なグロッシーブラック仕上げのディテールを組み合わせた新しいエクステリアデザインテーマが与えられている。インテリアはナッパ・レザーに加えて「テイラード・ウール・ブレンドシート」がオプションで選択可能となった。

  • 最量販モデル「XC40」が初のフェイスリフトを実施 ※「Volvo XC40 Ultimate B4 AWD」

デビューイヤーに日本カー・オブ・ザ・イヤーおよび欧州カー・オブ・ザ・イヤーを受賞し、発売以来、日本における同社のベストセラーとなっているコンパクト・シティSUV「XC40」は、デビュー以来初となるフェイスリフトを受けた。

シャープなデザインを特徴とする新デザインのフロントヘッドライトが与えられ、フロントフェイスはより端正な印象へと進化。さらに、個性あふれるフォルムを引き立てる新しい外装色が設定された。

パワートレインは48Vハイブリッドを採用するB3(前輪駆動)とB4 AWD(全輪駆動)を設定。「XC40」のパワートレーンは、先に発表となったツインモーター仕様とシングルモーター仕様が選択できるピュア・エレクトリック(電気自動車)と合わせ、計4種類となる。

  • Google搭載の新インフォテイメントシステムを全車に拡大 ※「Volvo XC40 Ultimate B4 AWD」

昨秋に「XC60」から導入されたGoogle搭載の新インフォテイメントシステムが、ボルボ全車に標準装備となった。ドライバーディスプレイ(メーターパネル)と連携するGoogleマップによるナビゲーションやGoogleアシスタントによる音声操作、さらに各種アプリケーションが利用できる「Googleアプリ/サービス」と、緊急通報サービスならびに故障通報サービスなどと連携する「Volvo Cars app」(テレマティクス・サービス/ボルボ・カーズ・アプリ)が全車で利用可能となった。

  • PHEVにワンペダル・ドライブ機能を採用 ※「Volvo XC90 Recharge Ultimate T8 AWD plug-in hybrid」

PHEV全車には、アクセルペダルのコントロールだけで加速と減速を直感的かつシームレスに制御できる「ワンペダル・ドライブ機能」が装備された。ストップアンドゴーが繰り返される都市部の交通環境において、より快適に車速の調整が可能となる。

アクセルを離した瞬間に制動が開始することで、緊急時における制動距離短縮にもつながり、ブレーキ作動で発生する制動エネルギーを積極的に回生してバッテリーに蓄電することで、燃費向上にも寄与する。

なお、電気自動車「XC40 Recharge」および「C40 Recharge」の仕様変更は行わない。