シーシーティー協会はこのほど、30代~60代の女性セラピスト・整体師・エステティシャンを対象とした、「リラクゼーション業界で働く女性」に関する実態調査の結果を発表した。調査期間は2022年6月8〜9日、有効回答は1,012人。

半数近くが「将来独立したい」と回答

  • セラピスト・整体師・エステティシャンになったきっかけは何ですか?(複数回答可)

リラクゼーション業界を選んだきっかけを尋ねると、「美や健康、トリートメントに興味があり、詳しく知りたいと思ったから」が49.3%でトップ。以下、「手に職をつけたかったから」が32.1%、「顧客として通っていて、自分も役にたちたいと思ったから」が23.0%と続いた。

今、一番困っていることについては、1位「集客・売上」(28.1%)、2位「知識・技術力」(18.7%)、3位「ワークライフバランス」(18.2%)と、集客や売上に困っている人や、知識や技術力に悩んでいる人が半数近くいることがわかった。

そこで、参加しているスキルアップセミナー、または今後参加したいセミナーは何か聞いたところ、「痩身スキル」が最も多く36.9%。次いで「カウンセリングや顧客心理学」(36.0%)、「四十肩や腰痛など疼痛調整等」(31.3%)、4位「経営や独立について」(20.2%)となった。

色々な知識を身に付けていくことで独立が可能になるが、将来的に独立したいと思うかとの問いに対し、「はい」と答えた人は48.6%。「すでに個人事業主(フリーランス)またはサロン経営をしている」人は11.9%となった。同調査では「雇われる側として技術を磨いていきたいという考えを持つ方よりも、独立して自身の技術だけで挑戦してみたいという方が少し上回っているようだ」と分析している。