ジェイアール東日本は7月7日、「共働き夫婦に関する調査」の結果を発表した。調査は2021年11月26日~12月7日、首都40km圏、関西圏、中京圏在住の25~39歳の子供がいない既婚男女1,600名(妻の働き方×居住地域で割付)を対象にインターネットで行われた。

  • 育休取得に対する意識

    育休取得に対する意識

育休取得に対する意識を聞いたところ、共働きパパ予備軍(将来子供を持つ可能性ありと回答した男性)の83.2%が「育休を取得すると思う」「取得したいが取得できないと思う」と回答し、共働きパパ予備軍の多くが「育休を取得したい」と考えていることが明らかに。

しかしながら、共働きパパの実態をみると、育休を「取得した」人は2割(18.8%)にも満たず、「育休を取得していないが、検討した」という人を合わせても4割程度だった。

また、共働きパパ予備軍より10ポイント以上低いものの、妻専業主婦パパ予備軍でも「育休を取得したい意識」は7割を超える結果に。ただし、そのうち、「取得したいが取得できないと思う」という育休取得を諦めている男性の割合は、共働きパパ予備軍で32.2%、専業主婦パパ予備軍では30.0%とそれぞれ約3割を占めており、職場環境や業務内容など、育休を取りたくても取れない状況下であることも浮き彫りとなった。

  • 育児関与に対する意識

    育児関与に対する意識

続いて、育児関与に対する意識を聴取したところ、共働きパパ予備軍は「夫婦は同じくらい育児に関与すべきだと(やや)思う」という人は、共働きママ予備軍とともに8割を超え、妻専業主婦パパ予備軍よりも高い結果に。

また、共働きパパ予備軍の実に83.8%が、「子供が産まれてからも、妻に仕事を続けて働いてほしい」と考えていることが明らかに。共働きパパママ予備軍は、育児を夫婦でシェアしていく意識が特に高いと言える結果となった。