真夏の炎天下では、車の中の温度は50℃を超え、ダッシュボード上は70度を超えると言われています。
もはや比喩ではなく「茹でダコ」になってもおかしくないレベルですが、危ないのは人体だけではありません。

さっそくですが、こちらのツイートをご覧ください。

猛暑が続いていますが、昨年の夏に30分間モバイルバッテリーを車内に放置した結果がこちらです。みなさんはお気をつけください (@ausan_infoより引用)

  • (@ausan_infoより引用)

投稿主は「あずさ ライター・フォトグラファー(@ausan_info)」さん。ツイートに添付された写真には、真っ黒に焼けただれた助手席の様子が写し出されていました。原因はモバイルバッテリーで、なんと夏場の車内にわずか“30分間”放置しただけでこの大惨事を招いてしまったのだとか……。

モバイルバッテリーなんてついつい放置して出掛けてしまいそうですが、それが夏場だといかに危険なことか、実に雄弁に物語っています。

ちなみに、リチウムイオン電池を使った製品はどれも危ないようなので、モバイルバッテリーはもちろん、ノートパソコンやスマートフォン、ゲーム機、デジタルカメラなども車内に放置しないよう気を付けたいところです。

あずささんの注意喚起はとても多くの人々に伝わり、ツイートは10.3万件のリツイート、21.2万件のいいねを獲得(7月7日時点)。多くのコメントも寄せられました。

「非常に助かる情報ありがとうございます。ずっと車内に放置しているやつがあったので危ないところでした」

「案外知られていませんが乾電池もダメ フロントウィンドウの前縁に入り込んでいたのが爆発してバキッとひび割れたのを見たことが」

「恐ろしすぎます」

「車内にモバイルバッテリー置いといたけど一週間前から『暑すぎるから家の中に戻そ』と思い戻しました。置きっぱなしだったことを考えるとゾッとします」

「電子タバコも危険です。」

「しょっちゅうiPhone車内に忘れて熱くなってることありますが、それもヤバそうですね」

「電子機器、バッテリーの入ったもの、基本的にダメですよねぇ あと、火気厳禁のスプレー缶とかも気を付けた方がいいかもしれませんね。最近の暑さ、何があるかわからない暑さですからね」

ツイ主さんに聞いてみた

いつどこで我が身に降り掛かってもおかしくない事故なだけに、当時の詳しい様子が気になりますよね。そこで、今回はツイ主のあずささんご本人に事故時の詳細についてお話をうかがいました。

ーー事故当時の様子を少し詳しく教えていただけますか?

この日の気温はわからないのですが、日にちが2021年8月4日でした。晴天で暑かったのは覚えております。

バッテリーは、助手席の上に置きました。日光があたっていたと存じます。

スーパーの駐車場にとめて、30分から1時間程度買い物をして戻ると車内が煙でいっぱいでした。

原因が、そのときはわからず、消防車に来ていただき、バッテリーが爆発していることがわかりました。

ーーとても大変だったかと思いますが、お怪我などは大丈夫でしたでしょうか?

ケガ人はなく、隣の車に影響もなかったです。

ーーその後、お車はどうなされたのでしょうか?

車は、天井まで溶けて変色しており、修理が難しいため廃車となりました。保険は対応しておりませんでした。仕事で必要ですので、現在は別の車を購入しております。


スーパーの駐車場で起きたまさかの事故。本当に危険なので、あずささんの注意喚起を広くシェアし、事故を未然に防ぎましょう!