「Bike Life Lab supported by バイク王」はこのほど、「再び売却した際に高値の付くバイク」=「“リセール・プライス"の高いバイク」の上位10車種を発表した。調査期間は2022年3月〜5月。

■総合ランキング

順位 メーカー・車種 リセール・プライス
1 ホンダ・CB400 SUPER FOUR 123.5Pt
2 ホンダ・GB350 115.0Pt
3 ホンダ・GB350 S 113.2Pt
4 ホンダ・レブル 1100 107.8Pt
5 ホンダ・レブル 1100 DCT 103.1Pt
6 カワサキ・Z900RS 100.8Pt
7 ホンダ・CT125 ハンターカブ110 94.9Pt
8 ホンダ・X-ADV 92.6Pt
9 ホンダ・CRF250L 90.7Pt
10 ホンダ・PCX160 90.1Pt

第41回となる「リセール・プライス」ランキングはホンダ「CB400 SUPER FOUR」が2位に8.5Pt 差を付け首位に輝いた。

  • ホンダ「CB400 SUPER FOUR」

「CB400 SUPER FOUR」 は、1989年のカワサキ「ZEPHYR」登場によってネイキッドブームが盛り上がりつつあった1992年に発売となったバイクだ。水冷4気筒DOHCエンジンを搭載したこの車両は、発売後もエンジンに可変バルブ機構「ハイパーVTEC」を採用したり、吸気系をキャブからPGM-FIに変更したりするなど進化を遂げてきた。

現在、新車として販売している400ccクラスでは唯一の直列4気筒エンジン搭載の車両で、今ではネイキッドの代表格といった雰囲気。クセのない乗り味のロングセラー車で、教習車として使われ続けている。

しかし2022年4月28日、ホンダモーターサイクルジャパンは、排出ガス規制が適用されることに伴い、2022年10月生産分をもって「CB400 SUPER FOUR」 を生産終了すると発表した。かねてより人気があった車両であったためリセール・プライスは安定して高水準だったが、生産終了の情報が出たことで、状態良好な車両が高値で取り引きされている可能性がある。

■排気量別ランキング上位5位

■原付一種・二種

順位 メーカー・車種 リセール・プライス
1 ホンダ・CT125 ハンターカブ 94.9Pt
2 ホンダ・PCX 90.0Pt
3 ホンダ・クロスカブ 110 85.8Pt
4 ホンダ・PCX e:HEV 83.1Pt
5 ホンダ・GROM 79.2Pt

■軽二輪

順位 メーカー・車種 リセール・プライス
1 ホンダ・CRF250L 90.7Pt
2 ホンダ・PCX160 90.1Pt
3 ホンダ・レブル 250 87.7Pt
4 ヤマハ・トリシティ 155 ABS 85.5Pt
5 ホンダ・FORZA 82.2Pt

■中型二輪

順位 メーカー・車種 リセール・プライス
1 ホンダ・CB400 SUPER FOUR 123.5Pt
2 ホンダ・GB350 115.0Pt
3 ホンダ・GB350 S 113.2Pt
4 カワサキ・Ninja 400 75.5Pt
5 ホンダ・CBR400R 74.9Pt

■大型二輪

順位 メーカー・車種 リセール・プライス
1 ホンダ・レブル1100 107.8Pt
2 ホンダ・レブル1100 DCT 103.1Pt
3 カワサキ・Z900RS 100.8Pt
4 ホンダ・X-ADV 92.6Pt
5 ホンダ・CBR600RR 89.5Pt

「リセール・プライス」はバイクを再び売却(=リセール)するときの価格(=プライス)を指す。2022年7月現在、新車で購入が可能なバイクを対象とし、オークションで売却した際の落札金額の平均値と新車販売価格を基に「リセール・プライス」をポイント化。ポイント数が高いほど「リセール・プライス」が高いと想定できる。

同指標は、200万台以上の累計取扱台数を誇る「バイク王」のデータを基に、「Bike Life Lab」が独自に集計したもの。バイクユーザーが新車あるいは中古バイクを購入する際の参考情報として活用されることを目的としているという。

算定基準は、以下の通り。

・国内主要4メーカーが、国内で販売しているバイク(2022年7月現在・逆輸入車を除く)
・新車販売価格は2022年7月現在の価格を基準。カラー等により価格が複数ある場合は、最安値を基準に算定
・モデルチェンジが実施された場合は、最新モデルのみを対象とする
・期間内に、「Bike Life Lab」独自の規定台数に達する流通があるバイクを対象とする