日本テレビ系大型特番『24時間テレビ45』(8月27~28日)の制作発表会見が27日、東京・汐留の同局で行われ、宮崎慶洋プロデューサーが「会いたい!」というテーマに込めた思いなどを語った。

  • (上段左から時計回りに)メインパーソナリティーの『ジャにのちゃんねる』、チャリティーマラソンランナーのEXIT・兼近大樹、24時間テレビサポーターの徳光和夫、総合司会の水卜麻美アナ・羽鳥慎一

宮崎Pは「初めてのコロナでの開催となりました一昨年、緊急事態宣言の去年の知見をしっかり生かしながら、安全対策を徹底して放送に臨みたいと思います。メインの会場となります国技館については、有観客の放送を3年ぶりに実施したいと思います。集客イベントですので、東京都の感染拡大防止ガイドラインに則りまして、安全対策を徹底して進めたいと思います」と説明。対面募金は行わず、キャッシュレス形式での受付となる。

今年のテーマである「会いたい!」については、「コロナ禍で日本中の皆さんが自粛生活を余儀なくされ、自宅にこもって、なかなか誰かに会いたいと口にできる環境ではなかったんですけど、もちろんまだコロナは続いていますが、少しずつ新しい生活様式で日常生活が戻りつつある中で、今なら“誰かが誰かに会いたい”という気持ちを口に出して、それを願って実現するということを視聴者の皆さんにお届けしても、それがまっすぐ伝わって応援して皆さんが見ていただけるのではないかと思って、今年のテーマに決めさせていただきました」と狙いを明かす。

その上で、「『24時間テレビ』をなぜ放送するのか、今なんでこの企画を放送しているのかという視点で、僕らは企画に“会いたい!”というメッセージを乗せ、その姿を見せることで、皆さんと一緒にチャリティーを考えるきっかけになればいいなと思っております」と呼びかけた。

今年で45回目の開催となり、番組の代名詞である「サライ」が生まれて30周年ということで、「この節目の年に、チャリティーマラソン、有観客での放送を元に戻しまして、今まで『24時間テレビ』が伝統的に培ってきたものを、また戻して取り入れて、それを新しく解釈して、新しいチャレンジにつなげていく回になると思っております」と意欲。

メインパーソナリティーを務めるYouTubeチャンネル『ジャにのちゃんねるの』メンバー(二宮和也、中丸雄一、山田涼介、菊池風磨)については、「非常にいろんなことに挑戦していて、非常に近くて親近感のある言葉でファンの皆さんに語りかける4人を見まして、ぜひこの人たちと一緒に番組を作っていきたいと思いました」と起用の理由を語り、「この番組が幅広い皆さんに楽しんでもらえる番組になればいいなと思って、全力で番組作りに臨みたいと思っております」と意気込みを示した。

  • 宮崎慶洋プロデューサー