ディスコは6月15日、「23卒学生の6月1日時点の就職意識調査」の結果を発表した。同調査は6月1日~5日、2023年3月卒業予定の大学4年生(理系は大学院修士課程2年生含む)1,208人を対象に、インターネットで実施した。
6月1日現在の内定率は76.9%で、前年同期実績(71.8%)を5.1ポイント上回った。就職活動終了者は全体の54.3%で、前年(47.5%)を6.8ポイント上回っている。継続者は45.7%だった。
内定を得た企業の属性について調べたところ、文理男女問わず「情報処理・ソフトウエア」が1位だった。2位は、文系女子を除き「建設・住宅・不動産」となっている。「調査・コンサルタント」は、文系男子・女子で3位だった。
選考試験の受験状況を見ると、ES提出社数(平均14.4社)、筆記試験(10.3社)は前年より減少したが、面接は増加(8.7社)した。面接形式はWEBが77.2%と多くを占めるが、最終面接の「対面」比率は、昨年41.8%が54.2%と、前年より大幅に増えている。
選考中の企業数は平均2.7社、これから受験する企業は1.7社と、いずれも前年と同水準だった。未内定者は今後の方針について、「新たな企業を探しながら、幅広く企業を広げていく」という考えが多い。
未内定者の69.1%は、内定の見通し立っていないことがわかった。
内定保持学生の未決定理由は、「本命の企業がまだ選考中」(43.9%)が最も多く、「自分に合うかわからない」(22.0%)、「複数内定で優劣つけがたい」(14.5%)という順になった。
就職活動の難易度で、「厳しい」(46.9%)と回答した割合は、前年(56.2%)より減少した。インターン参加企業の本選考への応募は85.7%で、応募者の68.6%が内定を獲得している。