阿武隈急行は、今年3月に発生した福島県沖地震の影響で運転を見合わせていた福島~保原間について、復旧作業と安全確保の見通しが立ったことから、6月27日に運転を再開すると発表した。これにより、約3カ月ぶりに全線で運転再開となる。

  • 福島県沖地震から3カ月以上。阿武隈急行がようやく全線で運転再開する

阿武隈急行線は3月16日に発生した福島県沖地震で、駅ホームの損傷、軌道の路盤沈下や軌道変位、橋梁の橋脚や橋桁の損傷など、鉄道施設と設備に大きな被害を受けた。その後の復旧工事が進み、残る福島~保原間も6月27日から運転再開できる見込みに。現在、梁川駅から福島駅東口まで運行している臨時の代替バスは6月24日までで運転を終了する。

福島~保原間が運転再開する6月27日以降、7月3日まで同区間は日中時間帯(9時30分から14時30分まで)を除き、臨時ダイヤでの運転となる。運転本数は下り・上り各18本。7月4日以降は通常ダイヤ(2022年3月12日改正後のダイヤ)に戻り、下り・上り各27本となる。