KINTOは、「新車の機能・スペックに関する後悔調査」の結果を6月7日に発表。同調査は5月9日~10日の期間、10年以内に新車を購入した経験のある全国550人を対象にインターネットで実施した。

  • 新車を購入し納車された後に、何らかの後悔を感じたことがありますか

新車を購入し納車された後に、何らかの後悔を感じたか質問したところ、12.0%が「強く感じたことがある」、36.5%が「感じたことがある」と回答した。合わせると約半数が新車購入後に後悔していることがわかった。

どのような後悔を感じたのか聞くと「追加で機能・装備が欲しくなった」(55.4%)が最も多かった。2位の「購入後すぐに新型が発売された」(17.6%)と約3倍もの差があり、購入後に、実装した機能や装備に物足りなさを感じる人が多いことが明らかとなった。

  • 新車購入に際して、どのような後悔を感じたことがあるのか教えてください

新車購入の失敗談を自由回答で答えてもらったところ、「ドライブレコーダーをもっと高性能な物にすればよかった」(31歳)、「欲しいオプションは惜しまずに追加しておけばよかったと感じたことがある」(61歳)、「購入後にハイブリッドタイプが発売された」(29歳)、「買い急ぎ過ぎた。他車も色々見るべきだった」(57歳)、「車体を違う色にすればよかった」(40歳)などの声が寄せられた。

新車購入後、もしくは新車に乗り続ける中で、どのようなジャンルの装備が追加で欲しいか尋ねた。その結果、最も多かったのは「安全装備」(37.6%)、次いで「快適性(空調・電動シートなど)、ナビ・オーディオ」(35.9%)、「利便装備(照明・コンセント・電動ドアなど)」(34.8%)と続いた。

  • 追加でどのようなジャンルの装備が欲しいと感じましたか

また、追加で欲しい具体的な装備を聞くと、40.9%が「カーナビやドライブレコーダーなどの電子機器」と回答した。「運転アシスト機能」(27.6%)、「コンセントの設置」(18.8%)も多かった。

  • 追加で欲しい具体的な装備

新車への買い替えにハードルを感じているか尋ねると、56.1%が「非常に感じる」「やや感じる」と回答した。ハードルを感じる理由は「購入コストが高い」(68.8%)が最も多く、「現在の車に満足している」(25.6%)、「買い替えの手続きが面倒」(19.8%)が続いた。

  • 新車への買い替えに対して、ハードルを感じていますか

続いて、現在持っている愛車のソフトウェア・ハードウェアの機能を最新の状態に「進化」させて長く乗り続けたいか尋ねたところ、58.0%が「非常にそう思う」「ややそう思う」と答えた。

その理由として最も多かったのは「金銭面のコストを抑えられそうだから」(45.0%)で、「愛車を長く大切に使う方がサステナブルだと思うから」(37.8%)や「愛車に対して思い入れがあるから」(36.2%)という回答も多かった。

  • 新車へ乗り換えるのではなく、愛車を最新状態へ進化させて長く乗り続けたいと思う理由