京福電気鉄道は、嵐電モボ301形301号車を貸切電車にして楽しめるイベントを7月9日に開催すると発表した。現在、旧塗色の電車は2両を残すのみ。うち1両である301号車を貸切運行し、西院車庫で鉄道部品販売会・撮影会も行われる。

  • 嵐電モボ301形301号車

嵐電モボ301形は1971(昭和46)年、トロリーポールによる集電方式の車両として製造されたが、4年後の1975年にポール集電が廃止され、現在のZ型パンタグラフに交換された経緯を持つ。そのため、旅客用車両として新製時にトロリーポールを装備した日本最後の形式となっている。

7月9日のイベントは11時からと14時からの2回開催され、各回とも所要時間およそ1時間30分。四条大宮駅に集合・出発した後、通常の営業車両が走行しない経路で嵐山まで貸切運行を行う。その後、西院車庫に入り、車庫前で鉄道部品販売会と撮影会を実施。西院車庫で解散となる。

  • 旧塗色のモボ301形301号車が貸切運行

事前申込み制で参加料金は3,010円(大人・こども同額)、6月9日17時から、専用サイトにて各回35名を受け付ける。定員になり次第、受付を終了する。