パナソニックは5月31日、「エコ意識と自宅でのエコ行動」に関する調査の結果を発表した。調査は4月1日〜3日、20歳〜69歳の男女4,000人を対象に実施したもの。

  • 家庭で行える環境への負担軽減のための行動について、あなたの取り組みたい気持ちとしてあてはまるものをお選びください。・あなたの過程の世帯全体の電気代について、新型コロナウイルス影響の前(2019年以前)と後(現在)で変化はありましたか。

まず、環境問題(気候変動・汚染やごみ・生態系への影響)に対し、どの程度関心があるか尋ねたところ、「とても関心がある」「やや関心がある」の合計がそれぞれ60%という結果となった。

環境への負荷軽減のための行動について「積極的に取り組みたい」と答えたのは、男性18.1%、女性28.5%となっている。

また、コロナ前後での電気代の変化については、56.1%が「増えた」と回答。増加した人の中でも約半数が「3割以上増」と答えている。

次に、エコロスについて、暮らしの中で該当する瞬間があると感じるか聞いてみると、「とても感じる」が11.8%、「やや感じる」が43.6%となり、全体の55.4%が「感じる」と回答した。

エコ行動において勘違いしている人が最も多かったのは、「エアコンの風量設定」。「自動」より「微風」の方がエコであると思っていた人は50.6%であるが、実際には微風は設定温度に至るまでに時間がかかるため、かえって消費電力量がかさんでしまうという。

エコロス行動について、過去やってしまった経験があるものを尋ねたところ、最も多かったのは「冷蔵庫に食材があることを忘れて、期限が過ぎ廃棄してしまう」であった。また、「ついやってしまう頻度の多いエコロス行動」(週4〜5回以上)については、1位は「洗剤・柔軟剤をきちんと測らずに入れてしまう」(37.9%)という結果に。

  • あなたの暮らしの中で、無駄にしてしまった、もったいないと感じることはありますか。・一度は経験があるエコロス行動ランキング・ついやってしまいがちなエコロス行動ランキング

環境負荷軽減に向けた取り組みについて、「手軽にできる方法を知りたい」と思っている人は全体で63.4%。女性では73.1%にものぼっている。一方で、女性の49.5%が「やり方がわからない」と答えている。

  • 環境負荷軽減への取り組みについて、あなたはどの程度あてはまりますか?

手軽にエコを取り入れたり、エコの知識不足を補うことができる「IoT家電の導入」に関しては、コロナ禍でエコ意識が高まった人の74.0%が「興味あり」と回答している。